徳尾:はじめまして、とくお組の主宰の徳尾浩司と申します。普段は豪華な舞台を作ってファンタジーの世界の中で、人間関係はできるだけリアルに、ちょっとした空気の中で生み出せる笑いを目指してやっております。初めてコントみたいなことをやりましたんで、落ちてなかったんですけど。よろしくお願いします。
堤:少ないせりふで受け答えがとてもビビッドで面白かったんですが、あれは全部自分でお書きになったのか、それとも、例えば役者さんのエチュードなんかで練り上げていったのか? どういう作り方をしたんでしょうか?
徳尾:最初にまず全部台本を書いて、ほとんど最後まで変えずに台本は固定で。あと呼吸は役者で合わせていくという感じです。
坂口:最初、四人の方が並んでるじゃないですか? あれ、ちょっと心ときめいたんですけどね。すごく考えて、ああいう並びにされてるんですか?
徳尾:はい。一人だけ自然に、誰も意地悪しないんだけど一人だけ置いていかれるっていう状況を作るために。ちょっと会話の中ではさむように並び順は考えました。
坂口:まず並んでる見た目がとっても僕はかわいいなって思ったんですけどね。
徳尾:就職活動なんかで、わっと一列で待ってる状況がすごく自分の中ですごくトラウマなんで。
坂口:なるほどね。ありがとうございます。
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