京都からきた女性の役者二人が「モテたい」一心で、ブルマをはいて歌い踊る。オープニングは、役者がひとり遅刻してくるというシチュエーション。全体のストーリーは、GG演フェスにかける情熱をスポ根風コントで表現。漫才並みのかけあいが見どころ。テーマソングは「見返り美人に京美人。八方美人にハクビシン……」合い言葉は「ブルマ、上げてこ!」。
- 黒木
- 京都からやって参りました、ユニット美人です。主宰の黒木陽子です。
- 紙本
- 看板役者の紙本です。
- 渡辺
- ユニット美人さんは、二人なんですか?
- 黒木
- 正確にはもう一人、さっきのプレゼンで「フクちゃん」と呼ばれていた制作の福原と3人で。あと一人影のプロデューサーがいるんですけど。基本、京都の美人を選んで、この人は面白いぜひ見せたい! って人を選んで出ていただいてます。3、4年前、私も紙本も「劇団衛星」に所属しておりまして。ほかの劇団員はみんなモテモテなのに、ほかの団体から声がかかっているのに、私たち二人だけが客演もなく、寂しいな、絶対モテモテになってやる! ということで二人で企画を立ち上げました。
- 堤
- ダンスがとても印象的なんですが。「なにわのコレオグラファー・しげやん」と呼ばれている、北村成美(しげみ)さんが、前回の公演で振付をされていたと伺ったんですが、今回の振付はどなたが?
- 黒木
- 一曲目は北村さんに付けてもらったんですけど、二曲目三曲目は私たちで振付しました。おもに紙本が。
- 堤
- ブルマというスタイルはどこから出てきたんですか?
- 黒木
- 動きやすいんです。敢えて言うならば、誤解されないだろうという。説明してると思うんです、ユニット美人の名前にしろ、この衣裳にしろ、私たちはこういう団体だということを。欲望をそのままに出してる感じ。戦うぞ、という気持ちを出してます。