第14回を迎えた「ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバル」の募集が締め切られ、以下の審査員により、
ビデオ及び書類による一次審査がおこなわれました。審査員
天野天街
(「少年王者舘」主宰)伊藤千枝
(「珍しいキノコ舞踊団」主宰)ウニタモミイチ
(演劇エッセイスト)堤広志
(演劇・舞踊ジャーナリスト)
坂口真人さん(演劇ぶっく社代表)は体調不良のため欠席されました。 (敬称略)
ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバルは、「次世代の若い表現者の発掘」「新しい表現を探るための
実験的な場の提供」をコンセプトとしたコンペティション形式の演劇フェスティバルで、演劇はもとより、
ダンス、ミュージカル、コントなどあらゆるジャンルの舞台芸術を対象にしています。
よって審査においては、そのさまざまなジャンルのさまざまな方向性を持つ団体を、フェスティバルの審査
基準と審査員独自の価値観で選考していただくわけですが、例年の如く今年も一次審査から議論は長時間に
渡りました。
今回発表する一次審査通過10団体は、そのような状況の中で、審査員の皆さん、それぞれのこだわりによっ
て選出された10団体です。
ビデオと資料で上記コンセプトにそった提示をしていただきたい、という趣旨の一次審査ですが、「新しい
表現」という言葉に無自覚な団体が多く見受けられました。
もちろんビデオ、資料だけですのでその全容は判りかねるのですが、例えば、既にある表現をなぞったり、安直に「こうすれば観客が喜ぶだろう」といった巷にあふれる表現では、審査通過は困難です。必ずしも誰も
それでは、公開二次審査会出場の10団体を発表します。
やったことのないオリジナリティを求めているわけではありませんが、一次審査不通過となった団体は、ガ
ーディアン・ガーデン演劇フェスティバルの特徴を理解して、今一度、自分たちの作品を相対的に分析して
みてはいかがでしょうか。
荒削りでも未熟でも問題ありません。自分たちがやりたいこと、やっていこうとしていることの魅力を訴え
てください。
通過した10団体は、ジャンルはもちろん、ビデオ・応募用紙の作り方にいたるまで実にさまざまでした。
ただ、共通して言えるのは、自分たちにしかできない表現を模索し、試行錯誤している様が応募資料から見
て取れ、実際に見てみたい、話を聞いてみたい、と思わせられるものがあったということです。
残念ながら今回、不通過となった団体の方は、より一層力をつけて、次回以降にまたチャレンジしてください。
今回も多くの団体の再応募があり、その中からもいくつかの団体が一次を通過しました。
なお、最終の一団体を選出にあたり4人の審査員の意見が割れ、欠席された坂口真人さんに、後日決定して
いただきました。
●ニセ劇団
●劇団一発屋
●金魚×10
●とくお組
●マダムゴールドデュオ
●ラ・サプリメント・ビバ
●on G
●野鳩
●スロウライダー
●ジンコル大陸
(エントリー順)
※ニセ劇団は二次審査会出場を辞退しました。
上記9団体は、きたる9月5日(日曜日)にスフィアメックスでおこなわれる公開二次審査会に出場します。
審査員、一般観客、他団体が見守る中、10分間のプレゼンテーションで、「フェスティバルに出場したい!」
という思いを自由に表現します。その場で3団体を選考しますので、皆様もぜひその決定の瞬間に立ち会って
みてください。 入場希望の方はあらかじめガーディアン・ガーデンまでお電話でご予約ください。(入場無料)
また公開二次審査会の様子も終了次第アップします。
公開二次審査会
日時:2004年9月5日(日曜日)14:00〜18:00頃
(開場は30分前を予定・終了時間は当日の議論の進行状況により変わります)
会場:スフィアメックス(天王洲アイル)
ご予約・お問い合わせ:ガーディアン・ガーデン tel 03-5568-8818
※定員になりしだい締め切らせていただきます。