2008年5月12日(月)~ 6月6日(金)
11:00a.m.-7:00p.m.タイムトンネルシリーズは、第一線で活躍しているクリエイターの若き日にスポットをあてる展覧会です。26回目を迎える今回は、写真家・十文字美信氏にお願いしました。
1971年、24歳でフリーの写真家になった十文字美信。デビュー作「UNTITLED」(首なし)は「カメラ毎日」に発表後、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に招待出品され、海外で高い評価を得ました。同時期に、雑誌「anan」で初仕事にも関わらず、三宅一生氏はじめ最高のスタッフと10ページのファッショングラビアが実現。新人写真家がいきなり全速力のスタートを切ることになります。
翌年以降、資生堂「シフォネット」の“転ぶ女”、“パラシュート”や、松下電器産業の“落下するボクサー”、“足長シリーズ”などの広告写真を次々と手がけ、その実験的かつスペクタクルな表現が、世間に強烈なインパクトを与え、数々のADC賞に輝きました。一方、ハワイの日系移民を7年間取材・撮影した『蘭の舟』(1981年)、アジアの少数民族の神話を追った『澄み透った闇』(1987年)、日本の黄金をテーマに、3D表現へと繋がった『黄金 風天人』(1990年)などの作品写真も、自身の強い興味に導かれ、精力的に撮り続けています。
感性のバケモノになりたい──誰も感じないものを感じて、誰も見たことのないものを見たい。それを表現できたらおもしろいものができると信じた十文字氏。自分が感じたことを写真で表現したいという探究の軌跡を、会場でご覧いただきたいと思います。
本展では、十文字氏のデビュー当時から現在に至るまでの広告・作品写真を、二会場でご紹介します。
「UNTITLED」(首なし) 1971年
『蘭の舟』 1981年
松下電器産業 1974年
資生堂 1976年
平等院 阿弥陀如来坐像 1983年
林原 1985年
「ふたたび翳」 2006年
サントリー 2007年主催
クリエイションギャラリーG8/ガーディアン・ガーデン
会場
第一会場 クリエイションギャラリーG8
〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
TEL 03-3575-6918
第二会場 ガーディアン・ガーデン
〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビルB1F
TEL 03-5568-8818
http://rcc.recruit.co.jp/
http://www.recruit.co.jp/corporate/mobile/
展示内容
十文字氏のデビュー当時から現在に至るまでの広告・作品写真を、二会場でご紹介します。
インタビュー小冊子
展覧会開催にあたり、幼少時代から現在にいたるまで、また、写真に対する思いなど語っていただきました。
A5サイズ モノクロ約60ページ 500円
| 十文字美信 Bishin Jumonji |
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| 写真家/多摩美術大学教授 1971年写真家として独立。独立の翌年、資生堂と松下電器産業から撮影依頼があり広告写真およびCFの撮影に関わるようになる。広告の分野に関わる一方で、独自のテーマに基づく作品も数多く発表している。デビュー作「UNTITLED」(首なし)シリーズは、1974年ニューヨーク近代美術館で開かれた「New Japanese Photography」展に出品された。'70年代から'80年代にかけては、個人的な体験から人間や日本人にテーマをしぼった作品を発表。その後興味は日本的な美に向かい、黄金とわびというアンビバレントな美意識を写真に結実させた。また、3D写真による写真集、暗闇で映像を体験させるインスタレーションなど、さまざまな角度から視覚表現に実験的なアプローチも試みている。 |