展覧会オープンに先駆けて、2018年7月12日に福島でアートディレクター、グラフィックデザイナーの中村至男さんを講師として、豆皿のデザインに挑戦するワークショップを開催しました。
今回ワークショップを行った福島県浪江町立なみえ創成小・中学校は、浪江町の避難指示が一部解除されたことを受けて、今年4月、町内で7年ぶりに開校しました。現在は、小学生8名、中学生2名が在校しています。
ワークショップには県内の計7校の小・中学校が参加し、45名の生徒たちが豆皿デザインに挑戦しました。
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今回のワークショップでは、「自分のマークをデザインしよう」というテーマで、世界に一つだけの自分を表すお皿づくりに挑戦してもらいました。プロジェクトに参加する167人のデザイナーたちと同じように、お皿のベースの色と、デザインのカラーを選んでもらい、お皿のデザインを考えてもらいました。
はじめに中村至男さんから、マークにはどのようなものがあるかや、デザインのヒントになるお話をして頂きました。大堀相馬焼の窯元である松永窯の松永武士さんにもお越しいただき、浪江町の伝統工芸品である大堀相馬焼について、歴史と特徴をお話いただきました。
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デザインの時間が始まると、中村さんも子どもたちのテーブルを回って一緒にアイディアを考えてくださいました。
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デザインを描いている様子。
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最後に、参加した生徒たちのデザインを発表しあって、ワークショップは終了しました。
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デザインした豆皿は実際に焼き上げ、会期中、クリエイションギャラリーG8にて展示を予定しています。