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展覧会・イベント

タイムトンネルシリーズVol.22

鋤田正義写真展「シャッターの向こう側」

  • 会期:2006.5.8 月 - 6.2 金
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m.(水曜日は8:30p.m.まで) 土曜・日曜・祝祭日休館 入場無料

タイムトンネルシリーズは、第一線で活躍している写真家、クリエイターの若き日にスポットをあてる展覧会です。22回目を迎える今回は、写真家・鋤田正義氏をご紹介します。
’70年代、衝撃的にデビューした T.REX、デヴィッド・ボウイなどのミュージシャンを撮り、見る側に強烈な印象を残した鋤田正義。鋤田氏はメンズ・ファッションブランド「JAZZ」の広告(1965〜1970年)で、1971年にADC賞を受賞、ドラマにあふれた写真は注目を集めました。1969年のウッドストックに刺激され、その空気を肌で感じたいと、ニューヨーク、そしてロンドンへ。マーク・ボランやデヴィッド・ボウイの撮影を通して知ったサブカルチャーに魅了され、以後、数々のミュージシャンとの仕事から、映画、広告など、その活躍の場を多岐に広げてきました。「僕はミーハーなんです」の言葉通り、 自分の興味や好奇心に素直に行動し、その被写体を夢中で撮り続けた鋤田氏。本展では、そんな写真家鋤田正義の約50年間を二会場で一挙にご紹介します。クリエイションギャラリーG8では、音楽シーンに強烈なインパクトを与えた、T.REX、デヴィッド・ボウイ、YMOのポートレートや、映画「ミステリー・トレイン」(1989年)、「ワンダフルライフ」(1999年)、「花よりもなほ」(2006年6月公開)などのスチール、1960年代の「JAZZ」から現在までの広告作品を展示します。ガーディアン・ガーデンでは、鋤田氏が自分の写真の原点だと語る、初めてカメラを手にして撮った母親の写真(高校時代)に始まり、カメラ雑誌「カメラ毎日」の連載(1970〜1977年)、旅先や街で出会った乗り物を30年間撮りためた「20世紀がくれたもの/のりもの・プラス…」(初公開)を中心にご紹介します。

鋤田正義

1938年福岡県に生まれる。大阪の日本写真専門学校卒業後、棚橋紫水氏に師事。広告代理店大広を経て'65年に上京、デルタモンドに入社。メンズ・ファッションの仕事をする。'60年代にAPA、ADCなど受賞。'71年寺山修司監督作品の映画「書を捨てよ町へ出よう」の撮影監督を務める。'69年のウッドストックのコンサート以来、サブカルチャーに興味を持つようになり、ニューヨークやロンドンへ撮影に出かける。'91年には長尾直樹監督作品「東京の休日」を撮影。広告・音楽・映画などの仕事で今日に至る。主な写真集に『T.REX』、デヴィッド・ボウイの『氣』など、映画に「ミステリー・トレイン」、「ワンダフルライフ」、「波」など。TV番組トークライブ「チョコレート・イン・ザ・ボックス」にレギュラー出演。最近作は、2006年6月公開予定の是枝裕和監督作品、映画「花よりもなほ」のスチール。また、英国の出版社ジェネシスより、デヴィッド・ボウイの30年間の写真集を出版準備中。

展示内容
第一会場クリエイションギャラリーG8)
音楽シーンに強烈なインパクトを与えた、T.REX、デヴィッド・ボウイ、YMOのポートレートや、映画「ミステリー・トレイン」(1989年)、「ワンダフルライフ」(1999年)、「花よりもなほ」(2006年6月公開)などのスチール、1960年代の「JAZZ」から現在までの広告作品を展示します。

第二会場(ガーディアン・ガーデン)
鋤田氏が自分の写真の原点だと語る、初めてカメラを手にして撮った母親の写真(高校時代)に始まり、カメラ雑誌「カメラ毎日」の連載(1970〜1977年)、旅先や街で出会った乗り物を30年間撮りためた「20世紀がくれたもの/のりもの・プラス…」(初公開)を中心にご紹介します。

鋤田正義 インタビュー
小冊子今回の展覧会開催にあたり、幼少時代から現在にいたるまで、
また写真に対する思いなどを語っていただきました。
A5サイズ モノクロ約60ページ 500円

展覧会によせて
シャッターを押している時だけがカメラマン”と過去に何度となく自分に言い聞かせた時がありました。裏を返せば、シャッターを押していない時のいらだちの多かったこと。時はどんどん容赦なく過ぎ去っていきます。まだ早い、まだ早いと思いつつ、とうとう自分の過ぎ去った時と再会しなくてはならない時がやってきました。それも又、これからシャッターの音を聞くために。
写真は僕にとって時との戦いの様です。
鋤田正義

主催
クリエイションギャラリーG8
ガーディアン・ガーデン