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展覧会・イベント

227 十中破竹

  • 会期:2012.2.27 月 - 3.22 木
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

クリエイションギャラリーG8では、グラフィックデザイン、タイポグラフィ、イラストレーション、写真、デジタルメディアを通じて表現する、中国の新しい世代のクリエイター10組をご紹介します。

1500年ほど前のこと。
第一波がやってきた。
中国から、日本へ。
漢字。宗教。文化。そして都市の作り方。
日本になかった新しいアイデアに、日本のあらゆることが影響を受け、
化学反応を起こした。
今に続くあらゆる流れが、そこから生まれた。

あれから1500年。
第二波の始まりがやってくる。
今度の新しいアイデアに、決まった形はない。
写真、デジタルメディア、タイポグラフィ、
グラフィックデザイン、イラストレーション。
ただすべてに共通しているのは、
図太い、濃密な、 猛烈な、エネルギー、エモーション、知的好奇心。
決して止まらない流れを生み出しているのは、
若いアーティストとデザイナーたち。

2月27日、その中の十組が、まず東京のど真ん中、銀座に到着する。
次の化学反応を起こすために。
彼らは、十中破竹。十の、中国の、破竹の勢い。

これは、本当に第二波か?

十中八九、間違いない。

キュレーション MW Company

Benny Luk
イラストレーション、タイポグラフィ、ウェブデザインを得意とし、伝統的な東洋文化と現代文化をミックスしたスタイルの香港在住のデザイナー。Hong Kong Designers Association(2002年から2005年まで連続して)でSilver、Bronze、 Excellent Awards受賞、Favorite Website Award (2003年)優勝など、デザイン分野において、彼の存在を確実なものとしていく。Tokyo Type Directors Club (2006年、2007年、2008年)入選。2008年にSixstation Workshopを設立、また自身のブランドFayteを立ち上げている。

dbdbking
上海を拠点に活動するニューメディアアーティストで科学技術者でもある。2006年、MITメディアラボにて修士学位を取得。彼の研究は、デジタルメディア及びコンピュータを媒介とした、環境の社会的側面を対象としている。また、db-db.comの創設者であり、これはオンライン・アイデンティティの展示を通して、似た者同士を結びつけるためのウェブプロジェクトである。最近は、moniker “db-db-db” の名で、人々を笑顔にさせるiPhone用アプリの制作に熱中している。

Fish Ho
香港出身。Hong Kong Polytechnice Universityデザイン科を卒業。2007年にシニアデザイナーとしてWieden + Kennedy上海に参加。NIKE、コカ・コーラ、NOKIA、BASFの広告制作に携わり、ロゴやタイポグラフィを得意とし、Hong Kong ElectricやNexxus Buildingなどのコーポレートロゴなども手掛けてきた。 Fishは空間、環境、そしてその周りにあるコミュニティの関係性にも興味があり、演劇などのセットデザインなど、空間デザインプロジェクトなどにも携わる。最近のプロジェクトの1つには、中国の湖南地方の小さな村に住む子供たちに60台のカメラを渡し、好きな写真を撮って、その写真に絵を描いてもらった。彼は、中国の貧しい子供たちにもアートを通じて自分たちを表現することを学んでほしいと願っている。

Ling Meng
「僕が最近トライしているのが、アートと科学をミックスすることなんだ。」Ling Mengは、中国出身。大学ではコンピュータサイエンスを学び、ソフトウェアのデベロッパーとして2年間のキャリアを経て、オーストラリアでマルチメディアを習得した後、帰国し2005年にWieden + Kennedy上海に所属、広告業界へとキャリアを大幅に変更する。Webby Awards、OneShow Interactive、Long Xi Silverなど受賞。彼のアート作品は様々なメディアに登場し、また「But does it float」「ffffound」「Asian graphic Now!」「Unknown Museum, 798 beijing.」など展覧会に作品を発表している。2011年6月に、Ling Mengは他3人のクリエイターとともに「Atelier Root of 4」を設立し、上海を中心にエクスペリメントアートを中心に活動を続けている。

Milkxhake
グラフィックデザイナーのJavin MOは、香港浸会大学伝理学院を卒業後、ブランドコンサルティングの分野で、5年間グラフィックデザイナーとして活動。2004年にはイタリアにあるベネトンのコミュニケーション・リサーチ・センター、「ファブリカ」に招かれ、世界各地から集まった若いデザイナーたちとともに、様々なビジュアルコミュニケーションプロジェクトに携わる。2006年、香港でデザインチーム、Milkxhakeを設立。2008年以降、中国本土でのデザインプロジェクトにも積極的に参加。ビジュアルコミュニケーションを活用し、主に地元の文化芸術関連の組織・機関と多岐にわたってコラボレーションをしている。上海の3030Pressから出版されたグラフィックデザイン集、「3030: New Graphic Design in China」では初めて編集を担当。2009年からは、中国で発行されている唯一の二カ国語デザイン雑誌、「DESIGN 360°」のデザインを手がけている。

Momorobo
拠点を上海とシンガポールに持つ、オペレーター達によるアナログクリエイティブマシーン。小龍包と海南チキンライスで稼働している。

More Tong
上海を拠点とするデザイナー。China academy of Artを卒業後、Wieden + Kennedy上海に参加。現在、Frog designのメンバーとして活動中。また、Web-zineをパートナーと定期的に刊行している。日常から受けるインスピレーションを通じてよりよいデザイン制作をめざし、また伝統文化から学んだ、様々な魅力的な事物を作品に取り入れていきたいと考えている。

Qian Qian
グラフィックアーティスト兼デザイナーで、現在コロラド州ボルダーに在住。ADC Young Gunsや、「20 Under 30」誌でNew Visual Artistに選出。NIKE、 ルイ・ヴィトン、コカ・コーラ、パナソニックなどの仕事を手がけた。彼の作品は、海外のデザイン雑誌に度々取り上げられ、ロンドンの V&A MuseumやNYのリンカーンセンターにて作品を発表するなど、精力的に活動中。 apple.comでは、クリエイティブプロの1人として紹介されている。

Radio Woon
クアラルンプール出身の中国人グラフィックデザイナー。現在は、上海に3年近く在住している。猫以外に落書き、アート、グラフィック、写真、音楽が大好き。

Woog
クリエイティブ・ディレクター、デザイナー、タイポグラファー、イラストレーター、アーティスト。香港で生まれたWoog(別名 Woo Kung Tai Gino)は、これまでロサンゼルス、サンフランシスコ、東京、上海へと活動拠点を移し、複数の出身地を持つと言える。彼は絶え間なきリミックス/アイデンティティ、言語、文化の衝突が彼の思考に動力を供給している。この置換の上の置換というアイデアと共にある魅力と固執は、彼の作品において非常に重要なテーマとなっている。これまで、LAにあるImaginary Forces、Paul Mcmenamin/v23、Neville Brody’s Research Studiosなどのデザイン会社を経て、 Wieden+Kennedy東京と上海に参加。テンプル大学での講師の経験も持つ。

主催
クリエイションギャラリーG8

企画協力
MW Company

協賛
大洋印刷株式会社

Special Thanks to Shunsuke Iwai

MW Company
東京と上海を拠点に、既存のアートシーンの枠組みを超えた新鋭アーティストの発掘及びユニークな幅広い分野での作品発表の場をプロデュースし、東アジアのアートシーンの発展に努める。主な仕事は、DIESEL DENIM GALLERY AOYAMAでのアート展やGYRE アートウィンドウの年間を通じたキュレーション、CCC(静岡市クリエーター支援センター)にてJENKINS展のゲストキュレーション、文化庁メディア芸術祭のPRなど。http://www.mw-company.com/