ミントデザインズは、ともにロンドンのセントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを卒業後、日本に帰国した勝井北斗と八木奈央により、2001年に設立されました。ミントデザインズが提案する衣服は、大胆で豊かな色合いや、グラフィカルでユニークなモチーフのテキスタイルを特徴とし、多くのファンを獲得してきた一方、近年ではミラノサローネヘの参加や、毎日ファッション大賞の受賞、台北、福岡をはじめとする国内外の個展の開催、雑貨や家具、和菓子といった異業種とのコラボレーションなど、ファッションの枠にとらわれず、多岐にわたり注目を集め続けています。
設立から16年を迎えた現在でも、彼らの活動の根底にあるのは、ブランド設立当初掲げたコンセプトである「ファッションをプロダクトデザインのひとつとして確立したい」というもの。めまぐるしく変わり続けるトレンドに流されることなく、日常生活の時間をじっくりと豊かにするプロダクトのような、息の長い服作りを目指す彼ら。テキスタイルの製作をはじめ、素材からのものづくりにこだわり、真摯に素材と向き合うことで、特性を理解しながら、試行錯誤を繰り返す。ファッションのルールに寄り添いつつも、プロダクトデザインという独自の新たな視点に加え、遊び心溢れるグラフィックワークで、ミントデザインズのオリジナリティーを確立してきました。
本展は、一貫したコンセプトでファッションデザインの領域を拡大し、デザインの魅力を発信し続けてきたミントデザインズの世界観を、ギャラリーの3つの空間を使って表現します。「身につけることのできるグラフィック」というプロダクトをデザインする、ミントデザインズの魅力を体感できる展覧会です。
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本展では、昨年、福岡、名古屋で巡回開催された、ミントデザインズの制作背景、アイデアソースを展示した「MATERIAL DICTIONARY」展を、新たに感覚に訴えかけるインスタレーションとして作品発表いたします。
私達ミントデザインズの新たなヴィジュアルメッセージをご覧ください。
ミントデザインズ
勝井北斗 八木奈央
主催
クリエイションギャラリーG8
協力
西日本新聞社、株式会社ヤマトマネキン
会場構成
高木俊(ルートエー株式会社)