1. TOP
  2. 展覧会・イベント
  3. 第17回グラフィック「1_WALL」展

展覧会・イベント

グラフィック界の次世代を担う若手を発掘する

第17回グラフィック「1_WALL」展

  • 会期:2017.10.3 火 - 10.27 金
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m.
  • 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第17回グラフィック「1_WALL」展を開催します。ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員と対話をする二次審査を通過したファイナリスト6名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展です。会期中の10月5日(木)には、一般見学者にも公開される最終審査会を開催します。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、審査員による議論を経て、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には、1年後の個展開催と、個展制作費10万円、パンフレット制作の権利が贈られます。

今回の「1_WALL」は、変な世界をテーマにイラストレーションと漫画を描く綾野本汰、食べ物をキャタクター化したフィギュアをつくる神廣和花、単純な物体の構成を透明なフィルムに描くカワイハルナ、散歩中に見た景色を日本画の技法を使い描く並木夏海、独創的なビンゴカードを展示する山本悠、自分の部屋を描くユンボムの6名によるグループ展です。

綾野本汰 Honda Ayano

  • 神廣和花 Nodoka Kamihiro

  • カワイハルナ Haruna Kawai

  • 並木夏海 Natsumi Namiki

  • 山本悠 Yuu Yamamoto

  • ユンボム Yunbomu

綾野本汰 Honda Ayano
1985年生まれ。京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。

「こんにちは!! ザ・ワールド」
変な世界のイラストを描きました。それを眺めていたらストーリーが浮かんだので漫画を描きました。イラストと漫画を見て、変な世界を堪能してほしいです。

神廣和花 Nodoka Kamihiro
1988年生まれ。京都精華大学デザイン学部イラストレーションコース卒業。

「きみをたべてしまいたい」
食べちゃいたいくらい可愛い。食べちゃいたいくらい好き。
思わず自分の中に取り入れたい気持ちになるような、チャーミングでおいしい存在を無限に生み出していきたい。

photo by 鈴木彩

カワイハルナ Haruna Kawai
1992年生まれ。

「object」
単純形態で構成されたオブジェクト。
透明フィルムに描かれたそれは、プロダクトでもない彫刻でもない中間の物。
あるいは全く新しい造形物。

並木夏海 Natsumi Namiki
1991年生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業。

「柵」
私は見たものを描きます。視点の限定を減らし、きれいなところを選び、絵を、景色を見たときの体感に寄せたいです。

山本悠 Yuu Yamamoto
1988年生まれ。

「コード・ビンゴ」
パンではさんで シールはがして エアコンつけて チャックあいてるよ スープをのんで ポイントためて メールかえして バナナむいてよ ポッケにいれて スポンジもんで

ユンボム Yunbomu
1993年生まれ。

「パーク幡ケ谷209」
本来家って言える場所に帰っても落ち着かない。
家の中で浮いてる無味乾燥な私と部屋との関係を描いている。

綾野本汰

神廣和花

1988年 大阪生まれ 三重・京都育ち。 2012年 京都精華大学デザイン学部イラストレーションコース卒業。 石塑粘土とプラバンなどを使用し、日常にある身近なものをキャラクター化した人形を制作して...

並木夏海

1991年東京生まれ。 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業。

山本悠

1988年生まれ。

撮影=百頭たけし

ユンボム

1993年生まれ。

審査員(50音順、敬称略)

川上恵莉子(アートディレクター)
1982年東京生まれ。2006年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。2008年株式会社ドラフト入社。2018年独立。メリーチョコレートカムパニー「RURU MARY’S」、丸松製茶場「san grams」のブランディング、がまぐち専門店「ぽっちり」のグラフィックや、自社プロダクトメーカー「D-BROS」など。JAGDA賞、ADC賞、JAGDA新人賞受賞。
菊地敦己(グラフィックデザイナー)
1974年東京生まれ。武蔵野美術大学彫刻科中退。2000年ブルーマーク設立、2011年より個人事務所。ブランド計画、ロゴデザイン、サイン計画、エディトリアルデザインなどを手掛ける。とくに美術、ファッション、建築に関わる仕事が多い。また、「BOOK PEAK」を主宰し、アートブックの企画・出版を行う。
白根ゆたんぽ(イラストレーター)
1968年埼玉県深谷市生まれ。雑誌、広告などの各種印刷メディア、webコンテンツなどに幅広くイラストを提供している。最近の仕事に「BRUTUS 」の表紙、GUのSALEビジュアル、radikoの「#音ジェニック」キャンペーンイラストなど。クライアントワークの他自身の作品集の制作や個展開催、企画展への参加など多数。
大日本タイポ組合
ヒゲ有りで苗字無しの秀親とヒゲ無しで苗字有りの塚田哲也により1993年に結成。文字通りモジモジしながら文字で遊んで25年。 文字と歩んで三千里。文字を解体し、組合せ、再構築することによって、新しい文字の概念を探る実験的タイポグラフィ集団。
都築潤(イラストレーター)
1962年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。80年代から00年代までにグラフィック系コンペや広告賞で多数受賞。10年「ニューエイドス」13年「都築潤×中ザワヒデキ」を展示開催。15年「ニューエイドス以降/検証1980-2000」開講。『日本イラストレーション史』監修執筆。NHK高校講座「美術1」監修出演。jti.ne.jp

主催:ガーディアン・ガーデン