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展覧会・イベント

第29回 グラフィックアート『ひとつぼ展』グランプリ受賞者個展

古谷萌展『ROUTINE』

  • 会期:2008.9.8 月 - 9.18 木
  • 時間:12:00p.m.-7:00p.m. 
  • 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、9月8日から古谷萌展(グラフィックアート展)を開催いたします。古谷は、昨年10月に開催された第29回グラフィックアート『ひとつぼ展』(公募展) において、グランプリを受賞し、一年の制作期間を経て今回の個展開催にいたりました。

古谷萌は、絵を描くという行為を、特別なものではなく、毎日食事をとることと同じルーティン・ワークだといいます。その日、実際に出会った人や出来事からイメージを得て、日々感じたことを感じるまま、日記のように淡々と描いています。シンプルな線と色使いは、明快で、一見楽しい印象を与えますが、「人間らしさ」をありのままに描きたいという彼の思いから、登場する人間の顔や身体のモチーフには、少々グロテスクでシニカルな表現も多くみられます。1年間にわたり描きためた圧倒的な量の作品を壁一面に展示いたします。

 

 

 

 

古谷萌

イラストレーター/アートディレクター
1984年生まれ
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業
第29回グラフィックアート『ひとつぼ展』グランプリ

展示内容

原画約200点と、B全サイズのポスターを展示。指輪、Tシャツなどのグッズも販売予定。

 

展示によせて

五歳のころ、飼っていたザリガニを何度も描いた。
中学のころ、挿絵だらけのノートが何冊にもなった。
高校のころ、らくがきとロゴマークが机を埋め尽くした。
大学のころ、皆と同じようにスケッチブックを持ち歩いた。
会社員、ひとりでこっそり描き続けた。
絵を続けることができてよかった。

古谷萌

 

審査員からのコメント

ふんわりした女の子のような名前の
ナイス・ガイは、いつも冷静に燃えている。
すごいスピードで鋭いガラスペンを走らせる夜中、
いろんな煩悩が整理されていく。そんな時間が一番好きらしい。
電通のアートディレクターとして
日々広告デザインの世界でいろんな声に揉まれつつ
逆に自分だけの世界を大切にしなくちゃと強く思っている。
そこは絶対に会社にもいろんな事情にも依存できないところだから。
ある日、彼はいつも大切に思っていることをこっそり教えてくれた。
(学生の頃の生意気な自分が今の自分をみたらなんというだろう?)
それが彼の自由なクリエイティブの原動力なのだ。

佐野研二郎(アートディレクター)

 

第29回グラフィックアート『ひとつぼ展』
2007年10月9日(火)〜10月25日(木)開催
公開二次審査会 2007年10月11日(木)
以下の審査員により選出されました。

青葉益輝(アートディレクター)
上田三根子(イラストレーター)
佐野研二郎(アートディレクター)
ナガクラトモヒコ(アートディレクター)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)
※五十音順、敬称略

主催:ガーディアン・ガーデン