第24回写真『ひとつぼ展』

2005年3月28日(月)~ 4月21日(木)

12:00p.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ポートフォリオによる一次審査を通過した出品者10名が、それぞれ一坪(1.82m×1.82m)のスペースの中で作品を構成し、発表する『ひとつぼ展』を3月28日(月)より開催いたします。会期中の二次審査会でグランプリに選ばれると、1年後にガーディアン・ガーデンで個展を開催する権利が贈られます。南国特有のしっとりした空気感が漂う四国南東部の風景を撮った作品、新宿歌舞伎町に通い続け、猥雑な歌舞伎町の今とそこに生きるエネルギッシュな人々に迫った作品、古い自宅の壁や窓、襖などを切りとり、家と向き合いながら生きていこうとする作品など、個性に富んだ若手作家の作品をご紹介します。グランプリを決定する二次審査会は、会期中の3月31日(木)に開催されます。一般入場者の目前で出品作家によるプレゼンテーションが行われ、下記の5名の審査員の熱い議論が闘わされた後、グランプリ1名が決定いたします。

ひとつぼ展ロゴ
第24回写真『ひとつぼ展』
<出品作家10名>
01
浅原明広 Akihiro Asahara
1975年生まれ
『真実を積み重ねてその傍らで眠れ』
嗚呼、あまねき真理へ至る道のなんと険しいことよ!
王道は存在せず、真理の断片たる実験事実をひとつひとつ
集め積み上げる他は無い。
日々の営みを幾度と無く繰り返す中で。
02
いとうかなこ Kanako Ito
1972年生まれ。写真表現大学研究ゼミ1コース在学中
『モナリザ』
奥の六畳にその人は居る。私を見つけては「しっかり両目で見なさい」と声をかけてくる。
どういう意味なのか、まだよく解らない……
あの人は今日もやさしく笑ってる。
03
岡村佳代子 Kayoko Okamura
1981年生まれ。成安造形大学卒業
『変化するグリッド』
京都における時間の流れと移り変わりについて。グリッドに並ぶ建物は、あるものは次々と姿を変え、あるものはその場にとどまる。そして時々、隠れていたものが姿を現す。
04
川村洋実 Hiromi Kawamura
1973年生まれ
『南東/marginal landscapes』
四国南東部における土地の感触やリズム。あまり表面化・社会化することのない、僻地とされる土地の内奥部分での生活感覚や経験に基づく風景、土地そのものの力について。
05
熊田哲朗 Tetsuro Kumada
1973年生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。フリー
『ナツカゼ』
これまで多くの人に支えられて生きてこれた事実を思った。
感謝を越し嬉しかった。気取らずとも人は幸せになれるね。この年の夏風はいろんな物を消してくれた。ありがとう。
06
佐藤誠 Makoto Sato
1979年生まれ。写真家
『広大な現象』
写真は、現実をサンプリングしてできている。僕はそれにとても共感している。
07
鈴木心 Shin Suzuki *グランプリ*
1980年生まれ。東京工芸大学卒業
『ソナー』
ソナーは音波の反射で対象を測定する機械。
私にとって写真とは世界を知るための道具だ。
写真によって世界を測定し、自分と世界の関係を特定する。
08
中村有克 Naokatsu Nakamura
1975年生まれ。東京ビジュアルアーツ専門学校写真学科卒業。フリー
『THE・SHOT』
百鬼夜行するような街を歩いていると、如何わしい場面に遭遇しレンズを向ける。しかし、街自体だけが如何わしいのではなく、それを撮る自分自身も如何しいのかもしれない。
09
藤岡亜弥 Aya Fujioka
1972年生まれ。日本大学芸術学部卒業
『離愁』
日系ニ世として、ブラジルで生まれた祖母が、家族と日本に帰ってきたのは、彼女が20歳のときだった。それから62年。私は82歳の祖母の死を伝えるため、そのブラジルに向かった。
10
諸星一行 Ikkou Morohoshi
1983年生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科中退。フリーカメラマン
『歌舞伎町二於イテ』
今日も明日も、毎晩毎夜のように歌舞伎町に出向き、クリーンで安全な、言い換えれば退屈な街へと変わりつつある、偽りのない歌舞伎町の今の姿を記録し続ける。

審査員
尾仲浩二(写真家)
原耕一(アートディレクター)
平木収(写真評論家)
宮本隆司(写真家)
大迫修三 (クリエイションギャラリーG8)   
※五十音順、敬称略

[オープニング・パーティー]
2005年3月31日(木) 8:30p.m.-9:30p.m.

[公開二次審査会]
2005年3月31日(木) 6:00p.m.-8:30p.m.

[グランプリ決定]
公開二次審査会で鈴木心さんがグランプリに決定しました。