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展覧会・イベント

The Second Stage at GG #19

佐野研二郎展_ボツ

  • 会期:2007.6.4 月 - 6.21 木
  • 時間:12:00p.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、「The Second Stage at GG」シリーズ展第19弾を開催する運びとなりました。若手表現者を応援しようと1992年から始まった『ひとつぼ展』も15年目を迎え、入選者648名の中からは、グランプリを取った取らないにかかわらず、すでに各界で活躍を始めた若手クリエイターも数多く出てきています。このシリーズは、そうした『ひとつぼ展』の卒業生たちの、その後の様子を伝えるための展覧会です。
第19弾のアートディレクター・佐野研二郎は、多摩美術大学在学中に第4回、第6回グラフィックアート『ひとつぼ展』(’94、’95)に入選しました。卒業後、博報堂に入社し、日光江戸村「ニャンまげ」をはじめ、TBS「Tブー!S」やKDDI「LISMO!」などを手がけ、シンプルでいて印象に残るデザインが注目されています。今回の個展では、これまで手がけた仕事のアイデアスケッチやボツ案、メモ、プレゼンカンプなどをご紹介します。前代未聞の「ボツ」展覧会。ロゴやキャラクターの完成にいたるまでの過程が見られ、デザインの奥深さ、おもしろさを実感できます。

  • 日光江戸村
    「ニャンまげ」キャラクターデザイン

  • KDDI「LISMO!」
    クリエイティブディレクション

  • キリンビール「キリン 円熟/円熟[黒]」
    パッケージデザイン

  • TBS「Tブー!S」
    キャラクターデザイン

  • 宇多田ヒカル「Flavor Of Life」
    ジャケットデザイン

佐野研二郎

1972年東京生まれ。1996年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業、博報堂入社。現在、博報堂/HAKUHODODESIGN クリエイティブディレクター/アートディレクター。商品開発やシンボルマーク、キャラクターデザインをはじめとして広告デザイン、TVCM、店頭POPまで、一貫してSIMPLE,CLEAR,BOLDにこだわった幅広いアートディレクションを手がける。ONE SHOW DESIGN、BRITISH D&AD賞、NYADC賞、東京ADC賞、東京TDC賞、JAGDA新人賞、朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、NEW YORK FESTIVAL、グッドデザイン賞、みうらじゅん賞(ニャンまげ)など受賞多数。ADC/JAGDA/TDC会員。

展示:「GRAPHIC WAVE 8(GGG)」、「SHOWROOM:U*MO PRODUCT(GALLERY ROCKET)」

出版:「佐野研二郎のWORKSHOP」(誠文堂新光社)、「GRAPHIC WAVE 8」(トランスアート)、「GRAPHIC」(六曜社)

展覧会によせて
デザインは常にボツの連続といえるだろう。手描きのラフに始まって、最終的なレイアウトまで、幾度となく繰り返されるボツのその先に、完成がある。この展覧会は、普段封印されて目にすることのない様々な段階の“ボツ”にスポットを当てることでデザインの本質を問う、デザイン界初の挑戦的な試みである。その悪戦苦闘が次世代アートディレクションに繋がる。
佐野研二郎