The Second Stage at GG #45
たかくらかずきはドット絵を用いた平面作品で第7回グラフィック「1_WALL」のファイナリストに選出されました。その後も画像を構成する最小単位である「ピクセル」をテーマに、イラストレーター、アーティストとして多岐に渡る作品を発表し、2016年「スタジオ常世」を設立、ゲーム開発をスタート、2017年には演劇の脚本を手掛けるなど、近年ますます表現の場を広げています。
本展では、ドット絵や絵文字といったデジタル表現を使いながら、見る角度によって絵柄が変化するレンチキュラー作品や、バーチャルリアリティ(VR)作品を中心に展示します。
人間の知覚を問うことに焦点を当てた本展では、鑑賞者の位置により見えるものが変化するVRやレンチキュラーと、その作品に動かされる鑑賞者を、別の鑑賞者が見るという二重の構造をつくり、作品と向き合う身体を再認識させます。
ヘッドマウントディスプレイを装着して360°の映像を見るVR作品では、メディアアーティストのゴッドスコーピオンとコラボレーションし、「視点」をテーマにした作品を制作しました。VR作品を体験している鑑賞者が見ている画面はプロジェクションされ、見ることが見せることになる状況がライブで展開します。
展示によせて
【umwelt(ウムヴェルト)=環世界
すべての生物は種特有の知覚世界をもって生きており、
その主体として行動している。】
増やすことは 正しいことですか?
作ることは 正しいですか?
死んだ後もやっぱり つなげてゆきたいですか?
消えたくないですか
あなたは気づいてしまっている ここが虚無であることに
き01001011010010でしょう?
この虚無を乗り越えるためには
誰よりも早く広がるか
とどまって積み重なるしかない
あとひとつ、方法があるけど
いまはまだ、10010ね。
ここからが本番です
あなたの名前は100101011
立派な0100000100000000001001001なんですから
【今見ているものは、なにか?】
たかくらかずき
PREV
NEXT