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展覧会・イベント

グラフィック界の次世代を担う若手を発掘する

第11回グラフィック「1_WALL」展

  • 会期:2014.9.29 月 - 10.23 木
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m.
  • 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第11回グラフィック「1_WALL」展を開催します。ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員と対話をする二次審査を通過したファイナリスト6名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展です。

会期中の10月8日(水)には、グランプリを決定する公開最終審査が開催されます。一般見学者にも公開されたファイナリストによプレゼンテーションが行われ、審査員による議論の後、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には1年後の個展開催とパンフレット制作の権利が贈られます。

第11回は、同じ人物イメージを何度もトレースして描いたキッチュでユーモア溢れる人物画や、ことばになる前のぼんやりとしたイメージを吹き出しやシャボン玉のようなシンプルな線で描いたドローイング、また石膏やセラミックボードにこすりつけた塗料を針で削るようにして綿密に描いた日用品や人物など、様々な作品が集まりました。

第11回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト6名
10月8日の公開最終審査会で、中島あかねさんがグランプリに決定しました。

中島あかね Akane Nakajima

  • 河野裕麻 Yuma Kawano

  • 寿司みどり Midori Susi

  • 田岡菜甫 Naho Taoka

  • 田渕正敏 Masatoshi Tabuchi

  • 山川友美 Tomomi Yamakawa

河野裕麻 Yuma Kawano
1987年生まれ。京都造形芸術大学情報デザイン学科写真コース卒業。

「すべての私をつかまえて」
今、この瞬間の感情を視覚化したい。
それはありのままの”人間”を描くこと。

寿司みどり Midori Susi
1987年生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。

「肖像」
私は人物画を主に制作しています。
今回の肖像は自分の使えるすべてのものを利用して制作した人物画です。
いいものが出来たので、是非ご覧ください。

田岡菜甫 Naho Taoka
1993年生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻3年在籍。

「満足な男」
筆跡を連続させ思考が現れる時を待っています。
自分の絵から離れられる線を引きたいです。

田渕正敏 Masatoshi Tabuchi
1983年生まれ。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。

「stripe」
シャツの柄がどのように繋がって形を成しているかは
注意深く観察しなければ分からない。

*グランプリ*
中島あかね Akane Nakajima
1992年生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科4年在籍。

「ゆっくり深呼吸してからはなしましょう」
いつもあるのは
すって はいて 浮かんでる
ことばではない「なにか」です。
人にみられずに、入道雲みたいにぐんと大きく育て

山川友美 Tomomi Yamakawa
1993年生まれ。京都造形芸術大学情報デザイン学科3年在籍。

「○○賞」
私の思う反イラストレーション。それが私なりのノーフィクション。

河野裕麻

京都造形芸術大学 情報デザイン学科卒業。 「制作は内面(感情)との交信であり、外部への発信ツールでもある」 感情表現のツールとして私には言葉を上手に扱うことができませんでした。 私は絵を描き始め...

寿司みどり

人物画を中心に新しい表現を求め制作を続けている。

田岡菜甫

1993年生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻3年在籍。

田渕正敏

2011年よりイラストレーターとして活動を始める。同時期にグラフィックデザイナー松田洋和と造本ユニット「へきち」を結成。アパレルブランドKaikiのインビテーション、Polarisの7inchアナログ...

中島あかね

1992年生まれ。
2014年第11回グラフィック「1_WALL」グランプリ/ガーディアン・ガーデン
2015年 武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科卒業

山川友美

京都造形芸術大学卒業。stadel schule在学中。

審査員(50音順、敬称略)

居山浩二(アートディレクター、グラフィックデザイナー)
1967年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。日本デザインセンターを経て、イヤマデザイン設立。主な仕事に集英社「ナツイチ」、カモ井加工紙「mt」、東京大学医科学研究所など。JAGDA新人賞、カンヌライオンズ金賞、SPIKES ASIAグランプリ、NY ADC金賞、CLIO金賞、SDA最優秀賞など受賞多数。
大原大次郎(グラフィックデザイナー)
1978年神奈川県生まれ。2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。同年omomma設立。デザインワークや映像制作に従事するほか、展覧会、ワークショップ、パフォーマンスなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。2014年JAGDA新人賞、TDC賞受賞。 http://omomma.in/
都築潤(イラストレーター)
1962年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。80年代から00年代までにグラフィック系コンペや広告賞で多数受賞。10年「ニューエイドス」13年「都築潤×中ザワヒデキ」を展示開催。15年「ニューエイドス以降/検証1980-2000」開講。『日本イラストレーション史』監修執筆。NHK高校講座「美術1」監修出演。jti.ne.jp
長崎訓子(イラストレーター)
1970年東京生まれ。多摩美術大学染織デザイン科卒業後イラストレーターとして書籍の装画や挿絵、映画に関するエッセイ、漫画の執筆など多方面で活動中。装画に『武士道シックスティーン』『億男』など。女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻准教授。
室賀清徳(編集者)
1975年新潟生まれ。グラフィック社編集部。グラフィックデザイン、タイポグラフィ、視覚文化についての編集、執筆、教育活動を行う。「The Graphic Design Review」(JAGDA)編集長。前『アイデア』編集長。画:北村みなみ

主催:ガーディアン・ガーデン