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展覧会・イベント

グラフィック界の次世代を担う若手を発掘する

第13回グラフィック「1_WALL」展

  • 会期:2015.9.28 月 - 10.22 木
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m.
  • 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展第13回グラフィック「1_WALL」展を開催します。ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員と対話をする二次審査を通過したファイナリスト6名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展で、作品を発表します。会期中の10月6日(火)には、グランプリを決定する公開最終審査会が開催されます。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、一般見学者にも公開される審査員による議論を経て、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には1年後の個展開催とパンフレット制作の権利が贈られます。 生き物を食べ合うということに注目し、動物の消化器官を一本のリボンで表現した一乗さん。パソコンで描いたデジタル絵画を印刷し、その上に自筆で加筆したものを再度スキャンする行程を繰りかえしながら、データの中に新たな空間を創造することを目指した鰹とニメイさん。自己の内面から湧き上がるわくわくするような感情を躍動感のある色や形に落とし込む藤田さん。太古のイメージを木版画という手法で木に刻み込む谷口さん。複数のシーンを一枚の絵の中に表現することで、生活の中で不意に抱く様々な感情を表現しようと試みる森本さん。線とマンガの間のような形で絵の中に「たのしいゾーン」という独自の感覚を視覚化する水越さん。今回のグラフィック「1_WALL」も多様な表現が集まりました。

谷口典央 Norio Taniguchi

  • 一乗ひかる Hikaru Ichijo

  • 鰹とニメイ KATSUOTONIMEI

  • 藤田恵 Megumi Fujita

  • 森本将平 Shohei Morimoto

  • 水越智美 Tomomi Mizukoshi

一乗ひかる Hikaru Ichijo
1989年生まれ。東京藝術大学大学院在籍。

「Life Ribbon」
互いに食べ、食べられている姿形の違う生き物たち。それらの消化器系の構造は食べてから排泄まで一本の帯から成っているという点で同じである。その共通点をリボンで表現した。

鰹とニメイ KATSUOTONIMEI
1994年生まれ。東京藝術大学絵画科油画専攻在籍。

「さっきの人」
遠くに行きたい人と、もう行ってしまった人と、どこでもなくなってしまった場所を描いています。

谷口典央 Norio Taniguchi
1988年生まれ。東京造形大学絵画専攻卒業。

「忘れた土地」
人々が忘れ去り(元から存在しない話ではあるが)、誰も知らないいつか、何処かでの出来事を記す。揺らいだ線が遠い記憶を探っていく。

藤田恵 Megumi Fujita
1983年生まれ。セツ・モードセミナー卒業。

「意思を持ったもよう」好きなもの、嫌いなもの、きれいな色と気持ちいい音楽、おどり、ドキドキとわくわく。気持ちはどんどん膨らんでいく。

森本将平 Shohei Morimoto
1986年生まれ。桑沢デザイン研究所ビジュアルデザインコース卒業。

「ファイル」
心で「ぼうっ」と光るものが幽かに見えます。見ているものは違うだろうし、伝わらないかもしれないけどそれが自分にとっての本当なら、やっぱり語ってみようと思いました。

水越智美 Tomomi Mizukoshi
1992年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。

「たのしいゾーン」
各ゾーンに流れる時間の経過を描きました。

一乗ひかる

1989年生まれ。2015年東京芸術大学デザイン科卒業。 イラスト、グラフィックデザインを中心に活動。 第13回 グラフィック「1_WALL」ファイナリスト。

鰹とニメイ

1994年生まれ。
東京藝術大学絵画科油画専攻在籍。

谷口典央

1988年福岡県生まれ。
東京造形大学卒業。

藤田恵

1983年生まれ。
セツ・モードセミナー卒業。

森本将平

1986年生まれ。
桑沢デザイン研究所ビジュアルデザインコース卒業。

水越智美

1992年生まれ。 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。

審査員(50音順、敬称略)

大原大次郎(グラフィックデザイナー)
1978年神奈川県生まれ。2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。同年omomma設立。デザインワークや映像制作に従事するほか、展覧会、ワークショップ、パフォーマンスなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。2014年JAGDA新人賞、TDC賞受賞。 http://omomma.in/
佐藤晃一(グラフィックデザイナー)
1944年群馬県高崎市生まれ。東京藝術大学工芸科ビジュアルデザイン専攻卒。資生堂宣伝部を経て'71年に独立。国内外での受賞多数。たのしく仕事をしている。AGI会員。多摩美術大学名誉教授。
白根ゆたんぽ(イラストレーター)
1968年埼玉県深谷市生まれ。雑誌、広告などの各種印刷メディア、webコンテンツなどに幅広くイラストを提供している。最近の仕事に「BRUTUS 」の表紙、GUのSALEビジュアル、radikoの「#音ジェニック」キャンペーンイラストなど。クライアントワークの他自身の作品集の制作や個展開催、企画展への参加など多数。
長崎訓子(イラストレーター)
1970年東京生まれ。多摩美術大学染織デザイン科卒業後イラストレーターとして書籍の装画や挿絵、映画に関するエッセイ、漫画の執筆など多方面で活動中。装画に『武士道シックスティーン』『億男』など。女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻准教授。
室賀清徳(編集者)
1975年新潟生まれ。グラフィック社編集部。グラフィックデザイン、タイポグラフィ、視覚文化についての編集、執筆、教育活動を行う。「The Graphic Design Review」(JAGDA)編集長。前『アイデア』編集長。画:北村みなみ

主催:ガーディアン・ガーデン