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展覧会・イベント

グラフィック界の次世代を担う若手を発掘する

第15回グラフィック「1_WALL」展

  • 会期:2016.9.27 火 - 10.21 金
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m.
  • 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第15回グラフィック「1_WALL」展を開催します。ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員と対話をする二次審査を通過したファイナリスト 6名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展です。会期中の10 月5 日(水)には、一般見学者にも公開される最終審査会を開催します。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、審査員による議論を経て、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には1年後の個展開催とパンフレット制作の権利が贈られます。

今回の「1_WALL」では、独自のキャラクターとグラフィックで「よみよみの國」という世界を視覚化した梅丸いつかさん、絵巻物のような紙の上で展開するアニメーションを制作した影山紗和子さん、幾何学的な図形と抽象的な人物でボクシングを表現した片岡亮介さん、多様な表情を持つ手の動きに着目し、手を100のポーズで描いたクロカワさん、シュールな世界観の1ページ漫画を制作したしげのみゆきさん、「色と形」の組み合わせで平面と立体の「家」をつくる角川みなみさんと、多様な表現が集まりました。

影山紗和子 Sawako Kageyama

  • 梅丸いつか Itsuka Umemaru

  • 片岡亮介 Ryosuke Kataoka

  • クロカワ Kurokawa

  • しげのみゆき Miyuki Shigeno

  • 角川みなみ Minami Tsunogawa

梅丸いつか Itsuka Umemaru
1987年生まれ。

「よみよみの國」
あの世でもこの世でもない、よみよみの國。故人が生前最も美しいと感じた情景を、よみよみちゃんが創造する。よみよみちゃんは、故人をおもう、私の願いの化身。

影山紗和子 Sawako Kageyama
1993年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科在籍。

「地獄ちっく」
「次は何になるんだろう?」その変化一瞬一瞬をすべて描く。嬉しいも、悲しいも、当たり前のように過ぎていく、いつまでも終わる事のない1日。

片岡亮介 Ryosuke Kataoka
1993年生まれ。東京造形大学グラフィックデザイン専攻在籍。

「BAD BUT NOT BAD」
「必要なくても良いじゃんね」四角いリングの中で丸いグローブを着用した人間が闘うボクシングを、乾いた生活の中に配置する計画。

クロカワ Kurokawa
1993年生まれ。東京造形大学グラフィックデザイン専攻卒業。

「Hand?」
当たり前のように私の両腕についているなんてことのない手を、疑いながら、楽しみながら描きました。

しげのみゆき Miyuki Shigeno
1985年生まれ。中央美術学園卒業。

「SABAKU COMICS」
むずかしいことは脇に置いて、色が楽しい線がビュン、文字にくらくらポエムにぐさりとしたい、して欲しいです。

角川みなみ Minami Tsunogawa
1988年生まれ。東京造形大学グラフィックデザイン専攻卒業。

「家」
好きな色と好きな形。「色と形」の概念を人は娯楽や快楽のために欲する。家の形を決め、色を塗り、立体にした。そうしたら、そこに住む人たちの空想がどんどん広がった。

梅丸いつつ

2012年度多摩美術大学大学院博士課程前期デザイン専攻グラフィックデザイン領域修了。 コンペティション:2010年シカゴ国際ポスタービエンナーレ 銀賞、第10回世界ポスタートリエンナーレトヤマ201...

影山紗和子

2017年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後 現在、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻在籍。 第15回グラフィック「1_WALL」グランプリ。 繰り返しや寸断が混在する楽...

片岡亮介

1993年生まれ。
東京造形大学グラフィックデザイン専攻在籍。

黒川まゆ子

1993年埼玉県出身。 2016年 東京造形大学卒業。 第15回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト。

しげのみゆき

1985年東京都生まれ 絵、文字、漫画など描けるものなら何でも描きたいです。 ポエムもよみます。

角川みなみ

1988年 岐阜県生まれ。 2015年 東京造形大学グラフィックデザイン専攻卒業。 色と形をテーマとした平面・立体作品を制作している。また様々な手法を用いたインスタレーション作品の制作も行う。

審査員(50音順、敬称略)

えぐちりか(アートディレクター/アーティスト)
ソフトバンク「PANTONE∞」、ベネッセこどもチャレンジbaby玩具デザイン、2011年フィギュア髙橋大輔選手のフリーの衣装など、平面から立体、広告や衣装など幅広い活動を展開。JAGDA新人賞、『ひとつぼ展』グランプリ、岡本太郎現代芸術大賞優秀賞、グッドデザイン賞、D&AD金賞(イギリス)など受賞多数。
大原大次郎(グラフィックデザイナー)
1978年神奈川県生まれ。2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。同年omomma設立。デザインワークや映像制作に従事するほか、展覧会、ワークショップ、パフォーマンスなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。2014年JAGDA新人賞、TDC賞受賞。 http://omomma.in/
白根ゆたんぽ(イラストレーター)
1968年埼玉県深谷市生まれ。雑誌、広告などの各種印刷メディア、webコンテンツなどに幅広くイラストを提供している。最近の仕事に「BRUTUS 」の表紙、GUのSALEビジュアル、radikoの「#音ジェニック」キャンペーンイラストなど。クライアントワークの他自身の作品集の制作や個展開催、企画展への参加など多数。
大日本タイポ組合
ヒゲ有りで苗字無しの秀親とヒゲ無しで苗字有りの塚田哲也により1993年に結成。文字通りモジモジしながら文字で遊んで25年。 文字と歩んで三千里。文字を解体し、組合せ、再構築することによって、新しい文字の概念を探る実験的タイポグラフィ集団。
室賀清徳(編集者)
1975年新潟生まれ。グラフィック社編集部。グラフィックデザイン、タイポグラフィ、視覚文化についての編集、執筆、教育活動を行う。「The Graphic Design Review」(JAGDA)編集長。前『アイデア』編集長。画:北村みなみ

主催:ガーディアン・ガーデン