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展覧会・イベント

グラフィック界の次世代を担う若手を発掘する

第25回グラフィック「1_WALL」展

  • 会期:2022.6.28 火 - 7.23 土
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m.
  • 日曜・祝日休館 入場無料

    *7.14 木は公開審査会収録のため、ギャラリーの開館は5:30p.m.までとなりますのでご了承ください。

    *ギャラリー入口での体温測定、手指消毒、マスク着用にご協力をお願いします。ご来場者様同士の社会的距離2mを確保いただき、37. 5℃以上の発熱、咳・咽頭痛、全身倦怠感などの症状がある方は来場をお控えください。

ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第25回グラフィック「1_WALL」展を開催します。グラフィック部門としては、本展が最後の「1_WALL」展となります。

ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員と対話をする二次審査を通過したファイナリスト5名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展です。会期中の7月14日(木)には、一般見学者にも公開される最終審査会を開催します。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、審査員による議論を経て、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には、1年後の個展開催の権利と、個展制作費30万円が贈られます。

日常の何気ない風景の中から心の機微をすくい取り、色を染み込ませた布やコラージュなどで雪を描く池田洸太。防犯カメラに記録されるリアルでプライベートな瞬間を映像作品にした趙文欣。アクリル絵の具、スプレー、木炭、アルミテープを使い、生命力あふれる作品を描き出すタツルハタヤマ。母との関係性をもとに、他者/社会との在り方を果物に置き換えた絵画作品を制作する儲靚雯。絵画と鑑賞者との関係を探るために、膠、アクリル絵の具、鉛筆を用いてインスタレーションを展開する平松可南子。今回の「1_WALL」展は、以上5名によるグループ展です。

趙文欣 Zhao Wenxin

  • タツルハタヤマ Tatsuru Hatayama

  • 池田洸太 Kota Ikeda

  • 儲靚雯 Chu Liangwen

  • 平松可南子 Kanako Hiramatsu

池田洸太 Kota Ikeda
1995年生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科総合美術コース卒業。

「雪」
仕事場から家までの道のり600mの風景を描きました。絶え間なく流れる川の音、今日話したこと、雪を踏み締めながら歩くスピードで、このひとときに寄り添って。

趙文欣 Zhao Wenxin
1996年生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻統合デザイン研究領域在籍。

「Void Space | 真空空間」
最も自然でリアルな人の姿を見守り、記録するため、監視カメラの視点を用いました。多くの人はその存在に気づきませんが、そこに映る自分は不思議で身近な存在です。

タツルハタヤマ Tatsuru Hatayama
2001年生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻在籍。

「My angel is dead.」
生きている一瞬一瞬の行為はいつか儚く消えてしまう命の軌跡である。描くことは瞬間の感動を残す行為であり、自分の内側と外の社会をつなぐコミュニケーションでもある。

儲靚雯 Chu Liangwen
1996年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画科油画専攻修了。

「Our House Hour」
母への思いを下敷きに、今日における自己と他者や、社会の姿を果物に置き換えて静物を構成して、絵画、立体、インスタレーションなど様々な手法で制作しています。

平松可南子 Kanako Hiramatsu
1997年生まれ。東京藝術大学大学院絵画専攻修了。同大学油画科教育研究助手。

「ありととり、持ち運べる水たまり」
全ての事象は差異を持ち、その都度生成されていて、それは絵画も同じである。そして、それが展示される状況においては、鑑賞者との間に変容が起こる状況を作り出す。

池田洸太

1995年生まれ。 東北芸術工科大学芸術学部美術科総合美術コース卒業。 受賞: 2015年 アートオリンピア2015入選 2015年 独立展第83.84.85回入選 2018年 東北芸術...

趙文欣

1996年⽣まれ。中国上海育ち。 2018年 上海外国語大学ジャーナリズム/コミュニケーション学院卒業 2019年 来⽇ 2021年 多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業 2023...

タツルハタヤマ

2001年 神奈川県生まれ。 現在、多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻在籍。 2021年 シェル美術賞2021入選 2022年 第25回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト 過去の...

儲靚雯

1996年 中国寧波市生まれ 2022年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画科油画専攻修了 2022年度藝大DOOR X SOMPOケア「アーティスト・イン・そんぽの家S王子神谷」レジデンス...

平松可南子

1997年 大阪府生まれ。 2022年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究室修了。 ペインティングやインスタレーションを表現手段とし、鑑賞の中で変容する経験を捉え直す試みを行っている。 ...

審査員(50音順、敬称略)

上西祐理(アートディレクター、グラフィックデザイナー)
1987年生まれ。東京都出身。2010年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業、同年電通入社。2021年独立。今までの仕事に、世界卓球2015 ポスター / テレビ東京、Laforet GRAN BAZAR 2019 SUMMER / Laforet など。趣味は旅と雪山登山。旅は42カ国達成。
田中良治(ウェブ・デザイナー)
1975年三重県生まれ。2003年にセミトランスペアレント・デザイン設立。主な活動に『tFont/fTime』(YCAM)、『光るグラフィック展1, 2』(クリエイションギャラリーG8)の企画、『退屈展』(ggg)がある。
長崎訓子(イラストレーター)
1970年東京生まれ。多摩美術大学染織デザイン科卒業後イラストレーターとして書籍の装画や挿絵、映画に関するエッセイ、漫画の執筆など多方面で活動中。装画に『武士道シックスティーン』『億男』など。女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻准教授。
服部一成(グラフィックデザイナー)
1964年東京生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。ライトパブリシティを経てフリーランス。おもな仕事に、雑誌『流行通信』『here and there』『真夜中』、エルメス「夢のかたち」「petit hのオブジェたち」のアートディレクション、弘前れんが倉庫美術館のVI計画など。
室賀清徳(編集者)
1975年新潟生まれ。グラフィック社編集部。グラフィックデザイン、タイポグラフィ、視覚文化についての編集、執筆、教育活動を行う。「The Graphic Design Review」(JAGDA)編集長。前『アイデア』編集長。画:北村みなみ

主催:ガーディアン・ガーデン