1. TOP
  2. 展覧会・イベント
  3. 第10回写真「1_WALL」展

展覧会・イベント

次世代の若手写真家を発掘する

第10回写真「1_WALL」展

  • 会期:2014.3.24 月 - 4.17 木
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第10回写真「1_WALL」展を開催します。ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員と対話をする二次審査を通過したファイナリスト6 名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展に挑みます。会期中の4 月3 日(木)には、グランプリを決定する公開最終審査が開催されます。一般見学者の目前でファイナリストによるプレゼンテーションが行われ、審査員による議論の後、グランプリが決定します。受賞者には1 年後の個展開催とパンフレット制作の権利が贈られます。

第10 回目の今回は、ひとつの対象やテーマにしっかりと対峙しながら撮影された作品が数多く選出されました。自身のセクシュアリティやジェンダーについて深く見つめた作品、原子力発電所の事故を受けて土壌の除染作業が行われる様を現代の地層を消去していく行為として捉えた作品、パソコンの液晶モニター上のイメージをピンホールカメラの手法を用いて「写真」に変換した作品、東京近郊の中途半端で曖昧な風景を撮り続けた作品など、様々な作品が集まりました。

一体誰がグランプリを獲得するのか、今後の活躍が期待される若手作家を、ぜひ皆さんの目でお確かめください。

ファイナリスト6名
4月3日の公開最終審査会で、山下達哉さんがグランプリに決定しました。

  • 阿部夏澄 Kazumi Abe

    「u」 (ユウ)
    2009年の春夏、1人の女性に魅了され、写真を撮りました。
    「彼女」とも「彼」とも言いきれなかった人でした。

  • 小池裕也 Yuya Koike

    「pin HOLE」
    ―4つの小さな穴―
    「こちら側にあるカメラ」「向こう側にあるカメラ」
    「こちらと向こうを繋ぐ穴」「人間の瞳」

    http://yuya-koike-pinhole.tumblr.com 

  • 茶谷真以 Mai Chaya

    「sample」 (サンプル)
    バランスを崩すことを恐れない。
    誤解のユニークさを壁にかけ、居心地の悪さを愛す。
    混乱の影に遊び、違和感に身を浸そう。
    いつだって途方もない新しいイメージを見る為に。

  • 水島貴大 Takahiro Mizushima

    「未来SOUND」
    わからなさに手をのばし進みたくなる、
    そんな迷子のような未来へ

  • *グランプリ*
    山下達哉 Tatsuya Yamashita

    Decontamination ―(除染)
    人の手によって元に戻すことのできない地の存在や
    消すことのできない記録や記憶を
    写真によって深く意識しようとしている。

  • 若山忠毅 Tadataka Wakayama

    「透き間」 (スキマ)
    田園と都市のイメージの中間に位置する場所。
    自然と人工、公私の空間が曖昧に結びついている。
    壁でなく衝立のようでもある。
    そんな透き間みたいなところに関心がある。

阿部夏澄

1981年新潟県新潟市出身。2004年日本女子大学人間社会学部中退。 大学在学中より独学で写真を学ぶ。現在、東京都在住。 2006年GEISAI#10 hiromiyoshii賞、2014年第10...

小池裕也

Photographer Born in Shizuoka, JAPAN, 1987 Based in Tokyo JAPAN Education: 2006-2010 BA in P...

茶谷真以

1982年生まれ。東京外国語大学卒業。

水島貴大

1988年 東京生まれ 2009年 東京ビジュアルアーツ卒業 個展: 2009年 Tokyo Lonely Heart Land / TOTEM POLE PHOTO GALLERY 2...

山下達哉

1982年 福井県生まれ 2014年 第10回写真「1_WALL」グランプリ受賞

若山忠毅

1980年生まれ。早稲田大学芸術学校空間映像科卒業。

審査員(50音順、敬称略)

鷹野隆大(写真家)
1963年生まれ。主な写真集に『IN MY ROOM』(蒼穹舎)、『男の乗り方』(Akio Nagasawa Publishing)、『カスババ』(発行:大和プレス/発売:アートイット)、『α』(SUPER DELUXE)、『まなざしに触れる』(共著、水声社)。2006年に第31回木村伊兵衛写真賞受賞。
姫野希美(赤々舎代表取締役、ディレクター)
2006 年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に150冊余りの書籍を刊行。第33回木村伊兵衛写真賞の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、第34回同賞の 浅田政志『浅田家』、第35回同賞の高木こずえ『MID』『GROUND』、第38回同賞の百々新『対岸』、第40回同賞の石川竜一『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』などがある。2014年より東京工芸大学教授。
土田ヒロミ(写真家)
1939年福井県生まれ。主な作品に「俗神」(1976)、「ヒロシマ」(1985)、「砂を数える」(1990)、「BERLIN」(2011)など。2008年土門拳賞受賞。作品コレクションは東京都写真美術館、ニューヨーク近代美術館、パリ・ポンピドーセンターなど。
増田玲(東京国立近代美術館主任研究員)
1968年生まれ。筑波大学大学院地域研究研究科修了。1992年より東京国立近代美術館に勤務。近年担当した主な展覧会に「高梨豊 光のフィールドノート」(2009年)、「鈴木清写真展 百の階梯、千の来歴」(2010年)、「ジョセフ・クーデルカ展」(2013年)など。
町口覚(アートディレクター、パブリッシャー)
デザイン事務所「マッチアンドカンパニー」主宰。2005年に写真集レーベル「M」を立ち上げ、写真集販売会社「bookshop M」を設立。2008年より世界最大級の写真の祭典「PARIS PHOTO」に出展しつづける等、独自の姿勢でものづくりに取り組み、世界を視野に〝日本の写真集の可能性〟を追求している。