1. TOP
  2. 展覧会・イベント
  3. 第17回写真「1_WALL」展

展覧会・イベント

写真界の次世代を担う若手を発掘する

第17回写真「1_WALL」展

  • 会期:2017.10.31 火 - 11.24 金
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第17回写真「1_WALL」展を開催します。ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員と対話をする二次審査を通過したファイナリスト6名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展です。会期中の11月2日(木)には、一般見学者にも公開される最終審査会を開催します。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、審査員による議論を経て、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には、1年後の個展開催と、個展制作費10万円、パンフレット制作の権利が贈られます。

父親の背中のほくろやしみを星座のようにつなぎ、それを撮影した上竹真菜美。“家族”を被写体に日常の中に垣間見える混沌と静寂を写した川崎祐。妊娠した妻の写真を、新聞の紙面にシルクスクリーンで印刷した寺田哲史。かつて石油の産出で栄えた町の廃れた光景を人物とともに撮影した田凱。他者や社会との繋がりにおける自身の違和感を写し出す福田未央。二人のセルフポートレートを定期的に写真に収める藤本まちこ。以上、6名によるグループ展です。

川崎祐 Yu Kawasaki

  • 田凱 Gai Den

  • 藤本まちこ Machiko Fujimoto

  • 上竹真菜美 Manami Uetake

  • 寺田哲史 Satoshi Terada

  • 福田未央 Mio Fukuda

上竹真菜美 Manami Uetake

1988年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画在籍。

「父をつなぐ」
父は全国の工事現場を転々としてきた。60年生きた体は日に焼け、全身に黄疸が広がっている。夜空の星をつなぐようにして、父の背中に散らばったほくろやしみをつないだ。

川崎祐 Yu Kawasaki

1985年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程(アメリカ文学)修了。

「光景」
祝祭の後にも悲劇の後にも人の想いとはまるで無関係に続く日常の中に、ふと垣間見える、悲喜劇相まった混沌と静寂に親密なものを感じる。

寺田哲史 Satoshi Terada

1982年生まれ。東京造形大学写真専攻卒業。

「Pregnancy-中のできごと-」
淡々とした日常のイメージと新聞記事が時折影響し合いながら、出産予定日に向かって進んでいく。

田凱 Gai Den

1984年生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。

「黒い水」
文革の終わり頃、支配者は石油開発のため不毛の地を町に変えた。数年後、石油産出の減少により町は廃れてしまった。ここで育った人々はノスタルジアを抱くのだろうか。

福田未央 Mio Fukuda

1995年生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科在籍。

「Nobody Knows」
他者や社会との繋がりのなかで、演技しきれずにこぼれ落ちてしまった自分の部分だけが、世界を見つめている。

藤本まちこ Machiko Fujimoto

1983年生まれ。

「Untitled」
流れる時間を留める二人きりの写真。言葉にし難い感情が増していく。

上竹真菜美

1988年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画在籍。

川崎祐

1985年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程(アメリカ文学)修了。

寺田哲史

1982年生まれ。東京造形大学写真専攻卒業。

田凱

1984年生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。

福田未央

1995年生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科在籍。

藤本まちこ

1983年生まれ。

審査員(50音順、敬称略)

飯沢耕太郎(写真評論家)
1954年宮城県生まれ。1984年筑波大学大学院芸術学研究科修了。1990〜94年季刊写真誌『デジャ=ヴュ』の編集長をつとめる。近著に『写真集が時代をつくる!』(シーエムエス)、『現代日本写真アーカイブ2011~2013』(青弓社)など。撮影=ERIC
鈴木理策(写真家)
1963年和歌山県新宮市生まれ。2000年に写真集『PILES OF TIME』で第25回木村伊兵衛写真賞受賞。近著に『意識の流れ』(edition nord)、『海と山のあいだ』(amanasalto)、『Atelier of Cézanne』(Nazraeli Press)、『White』(edition nord)、『TORII』(SUPER LABO)、『写真分離派宣言』(青幻舎・共著)等。
百々新(写真家)
1974年大阪生まれ、奈良育ち。1995年コニカ新しい写真家登場グランプリ。1999年写真集『上海の流儀』(Mole)。2000年日本写真協会新人賞。2004年ニューヨークADC賞審査員特別賞。2009年APA広告賞特選賞。2012年写真集『対岸』(赤々舎)。2013年第38回木村伊兵衛写真賞。
姫野希美(赤々舎代表取締役、ディレクター)
2006 年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に150冊余りの書籍を刊行。第33回木村伊兵衛写真賞の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、第34回同賞の 浅田政志『浅田家』、第35回同賞の高木こずえ『MID』『GROUND』、第38回同賞の百々新『対岸』、第40回同賞の石川竜一『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』などがある。2014年より東京工芸大学教授。
増田玲(東京国立近代美術館主任研究員)
1968年神戸市生まれ。筑波大学大学院地域研究研究科修了。1992年より東京国立近代美術館に勤務。近年担当した主な展覧会に「ジョセフ・クーデルカ展」(2013年)、「奈良原一高 王国」(2014年)、「トーマス・ルフ展」(2016年) など。

主催 ガーディアン・ガーデン