2012年2月6日(月)~ 2月23日(木)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料独自の美的感覚で捉えた最先端科学の現場
畑直幸は「世界が水に沈んだらどう見えるか」というイメージを、写真を水槽に沈めて魚を泳がせて撮影し、その写真をさらに複写した作品で第4回写真「1_WALL」でグランプリを受賞しました。鋭い美的感覚と構想力でクオリティ高く視覚化された作品は、審査員に「やっていることは感覚的だけど、何かの本質に近づいているように見える」「言葉で置きかわらないところに写真をもっていこうとしているところがおもしろい」と評価されました。
畑は、美容師としてのキャリアを持ちながら写真の道へと入ってきた異色の経歴を持ちます。自分の作り上げた髪型をコンテストや雑誌に応募するために仲間と撮影をする中で興味を持ち、本業の傍ら専門学校やワークショップに通い、写真やカメラについて学んできました。グランプリ受賞後には一念発起して職を離れ、2011年夏よりオランダの美術大学で写真について学び始めました。初個展となる今回のグランプリ受賞者個展では、東京工業大学の原子炉工学研究所などに通って撮影した作品をお見せします。あらゆる機器と無数の配線コードとが混沌と存在する最先端研究の現場を感性そのままに捉えています。今、自分は何を見ているのか、見るという行為とはどういうことなのかについての興味を持っている畑が見つけた新しいテーマに、どうぞご注目ください。








展示によせて
「3UH-HC ペレトロン(3 Units Horizontal-High Current Pelletron)は最高ターミナル3MV、横型シングルエンドの静電加速器である。設置当初の研究課題は大別して「重イオン線による研究」と「中性子線による研究」であったが、1990年頃からは「中性子線による研究」に特化している。
「中性子線による研究」の内の中性子核データ測定に関しては、keV中性子捕獲ガンマ線スペクトル及びkeV中性子捕獲断面積の測定を一貫して行ってきた。」
(我が国の核データ測定施設の展望と世界情勢(2) 東京工業大学原子炉工学研究所 井頭政之)
コード、そのコードと。codeという符号とそれについて。
目で見ている全ての物は意味を変えて映し出される。
コードはただの線になり符号になったそれは組み合わされて行き場を失い、画面を覆う。
新しい言語になったその呼び方をしらない。
畑直幸
審査員より
畑直幸の写真は対象の持っている秩序を意識的に忘却させるための写真であり、それは方法的に痴呆化される田本研造や被爆直後の長崎の光景を、青空のピクニックと意識的に混同させる忘却の山端庸介的場所に自らの写真を立ち上げる。
空っぽであること。世界の何処ともつながらない。記憶の集積の上に立ち上げるのではなく世界の何処にでも無責任に接続できる極北的な場所を、記憶の廃棄、忘却のピクニックを自らの立つべき場所として選択する。
金村修(写真家)
| 畑直幸 Naoyuki HATA |
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| 1979 年 岐阜県生まれ プロフィール 2000年 中日美容専門学校夜間部卒業 2001年 岐阜経済大学経営学部産業経営学科卒業 2008年 東京写真学園卒業 2010年 ホンマタカシworkshop 参加 2011年~ Gerrit Rietveld Academie(Photography)在籍中、オランダ在住 受賞歴 2010年 EINSTEIN PHOTO COMPETITION VOL.1 八木沢俊樹賞 2011年 第4回写真「1_WALL」グランプリ グループ展 2010年 echo -8人の写真展-/ランプ坂ギャラリー、東京 2010年 ホンマタカシworkshop選抜クラス 「たのしい写真」ワークショップ選抜クラス修了-3/青山ブックセンター、東京 2010年 EINSTEIN PHOTO COMPETITION VOL.1/EINSTEIN STUDIO、東京 2011年 第4回写真「1_WALL」展/ガーディアン・ガーデン、東京 2011年 forest -8人の写真展-/ランプ坂ギャラリー、東京 2011年 Igor Metropol at Art Market Budapest 2011/ハンガリー http://naoyukihata.com/ |
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[オープニング・パーティー]
2012年2月6日(月) 6:30p.m.-8:00p.m.
[イベント]
畑直幸と東京工業大学サイエンス&アートラボとのコラボイベント開催!
「写真というブラックボックス ~「よい写真」とは?~」
日時:2012年2月10日(金) 7:00p.m.-8:30p.m.予定
(6:30p.mより設営準備のため展覧会をご覧いただけません。開始10分前より開場予定です。事前にご了承ください)
出演:野原佳代子(東京工業大学准教授、Creative Flow代表)×畑直幸
協力:東京工業大学 サイエンス&アートラボ Creative Flow
内容:人はどうやって「よい写真」を見分けるのか、そこには何か答えがあるのか、ないのか。グランプリ受賞者の畑直幸と東京工業大学Creative Flowのみなさんと一緒に、写真を科学的に見ることの可能性について考えます。ご参加いただいたみなさんにも議論に加わっていただきます。
おもしろい試みになる思います。どうぞお楽しみに!
入場無料、要予約(電話・ウエブ受付)
ガーディアン・ガーデン 電話受付 03-5568-8818 (11:00~19:00)
Creative Flow ウエブサイト受付(24時間) >こちら
※イベントは終了しました
協力:epSITE
http://www.epson.jp/epsite/
撮影協力:東京工業大学の関係者の皆様
井頭政之教授(原子炉工学研究所エネルギー工学部門)
加藤之貴准教授(原子炉工学研究所エネルギー工学部門)
神田学教授(大学院理工学研究科国際開発工学専攻)
日下部治名誉教授・茨城工業高等専門学校長
小長井誠教授(大学院理工学研究科 電子物理工学専攻)
斎藤礼子准教授(大学院理工学研究科 有機・高分子物質専攻)
下山裕介准教授(大学院理工学研究科 化学工学専攻)
須佐匡裕教授(大学院理工学研究科 材料工学専攻)
鈴木正昭教授(大学院理工学研究科 化学工学専攻)
津田健特任教授(ものつくり教育研究支援センター)
中村吉男教授(大学院理工学研究科 材料工学専攻)
西方篤教授(大学院理工学研究科 物質科学専攻)
野原佳代子准教授 (留学生センター/東京工業大学サイエンス&アート研究LAB Creative Flow代表)
花村克悟教授(大学院理工学研究科 機械制御システム専攻)
林幸准教授(大学院理工学研究科 材料工学専攻)
日野出洋文教授(大学院理工学研究科 国際開発工学専攻)
廣瀬幸夫教授(留学生センター)
益子正文教授(大学院理工学研究科 化学工学専攻)
山田明教授(大学院理工学研究科 電子物理工学専攻)
ものづくりサークル「Meister」
(以上50音順)