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展覧会・イベント

13 FRAMES次世代映像クリエイター13

  • 会期:2009.9.28 月 - 10.16 金
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館

デジタル編集に関わるハード、ソフトの普及によって、若手の作家が次々と作品を発表しています。今回は、次世代を担うであろう若手の映像クリエイターを紹介します。自ら制作した立体造形によるコマ撮りのアニメーションで、どこか温かみのある作風の作家や、えんぴつや筆など手描きのタッチを活かし、アナログな手法と最先端の技術をうまく組み合わせた独自の世界を表現する作家など、表現は多彩に広がっています。これまでに手がけた映像作品とともに、制作する過程で作られた原画や絵コンテ、立体オブジェなどを展示するほか、メイキング風景やインタビュー映像を通し、個性も手法も異なる13組の感性に迫ります。これからの映像の分野を担っていく新鮮なクリエイティビティをお楽しみください。

AC部 AC-bu
1999年多摩美術大学在学中に安達亨、板倉俊介、安藤真の3人で結成した、シュールでハイテンションな作風が特徴のCG制作ユニット。2000年「ユーロボーイズ」がデジスタ・アウォード(NHK)でグランプリ受賞。以来、TV、CM、PV、ウェブなど様々な分野で活躍中。代表作に「海女ゾネス」、「哲学するマントヒヒ」(NHK/みんなのうた)、「スマアニメ/カッコいい男たち篇」(テレビ朝日/SmaSTATION!!)など。

青木純 Jun AOKI
1981年生まれ。2007年東京芸術大学デザイン科卒業。同年、株式会社スペースネコカンパニー設立。ポップでキュートをモットーに、誰でも楽しめるエンターテインメントを目指してアニメーションを制作。様々なコンペで受賞、入選多数。代表作に「サラリーマンNEO」(NHK/オープニングタイトル)、「コタツネコ」、「走れ」、「アダチン」(足立区公式キャラクター)など。

石橋加奈子 Kanako ISHIBASHI
2005年京都造形芸術大学卒業。大学卒業後は上京し、フリーの映像作家、イラストレーターとして活動中。独特のエロティシズムを感じさせるイラストには女性ファンも多く、国内外で高い評価を得ている。「くちげんか」(2005)、「GO」(2007)で、デジスタ・ベストセクション受賞。代表作に「はさみ」、「ショコラ」(日本テレビ/オープニング、キービジュアル)。

一瀬皓コ Hiroco ICHINOSE
1985年生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻アニメーションメディア領域修了。古川タクのもとでアニメーションを学ぶ。自由気ままに落書きのように描かれるイラストから数々の映像作品が生まれている。「かなしい朝ごはん」 (2006)が第6回東京アニメアワード・優秀賞、「ウシニチ」(2007)が第11回文化庁メディア芸術祭・奨励賞など受賞多数。

岡本憲昭 Noriaki OKAMOTO
1983年生まれ。2008年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。同大学での卒業制作作品 「ALGOL」が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門奨励賞など多数受賞。独特な映像と音響で世界観を表現するセンスと力量が高く評価されている。「okamotonoriaki」名義で音楽活動もしている。最新作は「PLATFORM」(2009年完成予定)。

加藤隆 Ryu KATO
1980年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。東京芸術大学大学院デザイン科修士課程修了。ペン、筆による手描きのタッチを活かした、力強い画面づくりが特徴。フリーの映像作家としてTVやウェブ、PVの仕事をしながら、自主作品を制作。2008年「Recorder」がアヌシー映画祭・学生部門に入選。代表作に「THE CLOCKWORK CITY」、「新☆三銃士」(NHK/オープニングタイトル※10月放送開始)。

上甲トモヨシ Tomoyoshi JOKO
1984年生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻アニメーションメディア領域修了。1枚1枚、丹念な手描きによるアニメーションを制作。「雲の人 雨の人」(2007)、「BUILDINGS」(2008)などで、デジスタ・ベストセレクションを受賞したほか、国内外のコンペで多数入選。日本アニメーション協会会員。東京工芸大学芸術学部非常勤講師。

外山光男 Mitsuo TOYAMA
1982年生まれ。東放学園映画専門学校デジタル映画科卒業後、フリーの映像作家として活動。2005年「ぼくらの風」がデジスタ・アウォード・グランプリ受賞。「みんな生きている」(NHK教育)のオープニングや、ロックバンド・ムーンライダーズのPV等の映像制作に加え、絵本『むずかしい夜』執筆など、活躍の場を広げている。

半崎信朗 Toshiaki HANZAKI
1981年生まれ。東京芸術大学大学院修了。自主制作作品「Birds」(2005)と「Birthday」(2007)が多くのコンペティションでグランプリを受賞。それをきっかけにフリーランスの映像作家として活動を開始。表現豊かなアニメーションを用いたCM、PVなどを手がける。代表作に「花の匂い」(Mr.Children)、「STORY OF ORGANIC COTTON」(kurkku)など。

パンタグラフ PANTOGRAPH
立体造形を得意とし、広告・雑誌表紙・CDジャケットなどのイメージビジュアルを多数制作(『日経パソコン』、『ソトコト』、POLYSICS、BEAT CRUSADERS、HALCALI)。またコマ撮り手法での映像制作では、短編アニメーションやCM(「Google Chrome」TVCM)など、幅広い分野で活動。昨今の主流であるCG、Flashとはひと味違った“実物”の存在感にこだわるクリエイティブユニット。

御影たゆた Tayuta MIKAGE
1974年生まれ。2001年「クローカ」がデジスタ・アウォード審査員特別賞受賞、2006年「鉄路の彼方」がアヌシー映画祭(フランス)で入選するなど国内外で高い評価を受ける。比類なき映像表現、世界観、そのすべてが斬新かつノスタルジックな作風は、アニメ界はもとより幅広い映像業界から注目を浴びている。2006年自身の作品集「鉄路の彼方」をDVDでリリース。

横田将士 Masashi YOKOTA
1983年生まれ。東京造形大学デザイン学科卒業。在学中に手掛けた「いくえみの残像」(2007)、「記憶全景」(2008) は、デジスタ・ベストセレクション、第14回学生CGコンテスト最優秀賞、アミューズアートジャム2007 in 京都森本千絵賞など、国内外の多くのコンペで入賞、上映されている。最近では、森本千絵氏との映像ユニット「goen° 映像部」の活動や「シャキーン! 」(NHK教育/ 子ども番組) でコーナー映像を担当中。

吉浦康裕 Yasuhiro YOSHIURA
1980年生まれ。九州芸術工科大学(現在は九州大学芸術工学部)芸術工学部卒業。在学中に手掛けた「水のコトバ」が東京国際アニメフェア2003のアニメ作品部門で商業作品と並んで優秀作品賞を受賞。2006年に初の商業アニメ作品「ペイル・コクーン」(東京国際映画祭正式招待作品)をDVDリリース。映像表現、脚本ともに個人制作レベルでは群を抜くクオリティー。現在ネットで配信中の最新作「イヴの時間」は、アクセスが殺到するほど人気沸騰中。

展示内容
これまでに手がけた仕事やオリジナルの映像作品に加え、制作過程(原画や絵コンテ、立体作品など)も展示。また、作家それぞれの制作現場やメイキング風景、インタビュー映像も上映予定。

主催
クリエイションギャラリーG8

プロデュース
ディレクションズ

協力
AAL