1978年に発足したJAGDA（社団法人日本グラフィックデザイナー協会）は、現在、会員数約2,200名（賛助会員含）を誇る日本最大規模のデザイン団体として、展覧会やセミナーの開催、『JAGDA年鑑』の出版など、デザインによる生活文化の向上のために積極的な活動を行っています。 その一環として、毎年、『JAGDA年鑑』（会員作品集）出品者の中から、39歳以下の新鮮かつ作品の質の高いデザイナーに贈られる「JAGDA新人賞」は、1983年以来、デザイナーの登竜門として、デザイン・広告関係者の注目を集めています。第一回の葛西薫、サイトウ・マコトをはじめ、原研哉、大貫卓也、三木健、青木克憲、佐藤卓など、いまや第一線で活躍する数多くのデザイナーを輩出しています。1999年度は、新人賞対象者144名の中から、菊竹雪・永井一史・日高英輝の3名が選ばれました。当ギャラリーでは、3名の受賞作品および近作を、約90点展示いたします。