1978年に発足した社団法人日本グラフィックデザイナー協会（略称JAGDA）は、現在、会員数約2,350名（賛助会員含）を誇る日本最大規模のデザイン団体として、展覧会やセミナーの開催、会員作品集『GraphicDesign in Japan』（今回『JAGDA年鑑』より改称）やデザイン教科書『VISUALDESIGN』の出版など、デザインによる生活文化の向上のために様々な活動を行っています。
また、毎年、『Graphic Design in Japan』出品者の中から、39歳以下の新鮮かつ作品の質の高いデザイナーに「JAGDA新人賞」を贈っています。この賞は、第１回の葛西薫、サイトウマコトをはじめ、原研哉、大貫卓也、三木健、青木克憲、佐藤卓、佐藤可士和、野田凪などいまや第一線で活躍する65名のデザイナーを輩出しています。23回目となる今回は、新人賞対象者134名の中から、数次にわたる厳正な選考の結果、居山浩二、近藤ちはる、中嶋貴久、中西“サビ”一志の4名が選ばれました。当ギャラリーでは、4名の受賞作品および近作を、ポスター・小型グラフィックを中心にご紹介いたします。新世代のデザイン界を担う4名の作品にご注目いただきたいと思います。