写真家/多摩美術大学教授
1971年写真家として独立。独立の翌年、資生堂と松下電器産業から撮影依頼があり広告写真およびCFの撮影に関わるようになる。広告の分野に関わる一方で、独自のテーマに基づく作品も数多く発表している。デビュー作「UNTITLED」(首なし)シリーズは、1974年ニューヨーク近代美術館で開かれた「New Japanese Photography」展に出品された。’70年代から’80年代にかけては、個人的な体験から人間や日本人にテーマをしぼった作品を発表。その後興味は日本的な美に向かい、黄金とわびというアンビバレントな美意識を写真に結実させた。また、3D写真による写真集、暗闇で映像を体験させるインスタレーションなど、さまざまな角度から視覚表現に実験的なアプローチも試みている