タイムトンネルシリーズVol.20
ガーディアン・ガーデンとクリエイションギャラリーG8では、11月1日(月)からタイムトンネルシリーズVol.20 北井一夫「時代と写真のカタチ」展を開催いたします。このシリーズは、第一線で活躍している写真家、クリエイターの若き日にスポットをあてる展覧会です。20回目を迎える今回は、写真家・北井一夫氏をご紹介します。
北井一夫氏は、成田空港建設反対闘争を繰り広げる農民たちの生活を撮影した『三里塚』、第1回木村伊兵衛賞を受賞した日本の農村の暮らしぶりに迫った「村へ」などで知られるドキュメンタリー写真家です。近年では、中国の写真家を日本に紹介したり、自らも北京を撮影して写真集を発表するなど内外で精力的に活動しています。本展では、そういった代表作の狭間にある知られざる作品や未発表作品なども含め、北井氏の全貌に迫ります。また古くは1970年代前半のヴィンテージプリントも展示し、モノクロの美しさにこだわるオリジナルプリントの変遷をお楽しみいただきます。
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展示内容
第1会場(ガーディアン・ガーデン)
※1960~1970年代前半 成田空港建設を反対する農民の生活を撮ったデビュー作「三里塚」(1969~1971)のほかに、横須賀の原潜闘争を撮った初めての写真集『抵抗』(1965)、未発表作品「神戸港湾労働者」(1965)、アサヒグラフ連載の「沖縄放浪」(1971)や「フランス放浪」(カラー作品・1972)など。
第2会場(クリエイションギャラリーG8)
※1970年代後半~現在 代表作である日本の農村の暮らしぶりに迫った「村へ」(1973~1979)、新興住宅地船橋に住む人々の暮らしを撮り、自らの制作活動の転機ともなった「フナバシストーリー」(1984~1987)、自然や昆虫などを撮った「おてんき」(1989~1991)のほか、最新作『1990年代 北京』(1993~2001)と1973年に撮影した「中国」など。
北井一夫インタビュー小冊子
今回の展覧会開催にあたり、北井氏の幼少時代から現在にいたるまで、また写真に対する思いなど語っていただきました。
A5サイズ モノクロ約64ページ 500円