第1回亀倉雄策賞受賞作家展
一昨年急逝した亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的として、亀倉雄策賞が設立されました。運営・選考はJAGDA(社団法人日本グラフィックデザイナー協会)が行い、毎年『JAGDA年鑑』出品者の中から、年間で最も活躍した作家に対して贈られます。 その第1回目は、「サルヴァトーレ・フェラガモ展」をはじめとする卓越したアートディレクションによって、田中一光氏が選ばれました。本展ではサルヴァトーレ・フェラガモ、セゾングループ、無印良品、特種製紙など、これまで田中氏がアートディレクターとして深く関わってきた企業の仕事を、解説を添えて紹介します。今回は特にクリエイターとのコラボレーション作品も数多く展示しながら、田中氏の「アートディレクター」としての一面に迫ります。
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展示内容
サルヴァトーレ・フェラガモを始め、セゾングループ、無印良品、特種製紙など、これまで田中氏がアートディレクターとして深く関わってきた企業の仕事を、解説を添えて紹介。
主催
クリエイションギャラリーG8
共催
社団法人日本グラフィックデザイナー協会 亀倉雄策賞事務局
亀倉雄策賞について
1997年急逝した亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的として遺族の寄付により設立された亀倉雄策賞。亀倉が設立から長く会長を務めたJAGDA(社団法人日本グラフィックデザイナー協会)に運営を一任し、毎年国内賞「亀倉雄策賞」を、さらに3年に一度「亀倉雄策国際賞」を授与する。
「亀倉雄策賞」は、『JAGDA年鑑』応募作品の中から、「亀倉雄策国際賞」は富山県近代立美術館で開催される「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」の応募作品の中から、最も優れた作品の制作者を表彰するもの。「いつになっても五輪の亀倉と呼ばれること」を嫌い、亡くなる直前まで「今」の仕事で若い世代と競い、グラフィックデザイン誌『クリエイション』の編集を通じて、グラフィックデザインの芸術性、本質を追求した亀倉の遺志を尊重し、普遍性と革新性をもったグラフィックデザインを顕彰していく。 賞金はいずれも50万円。併せて贈られるトロフィーは、亀倉の遺作である、新潟県長岡市日本赤十字病院の屋外モニュメントを原型としたもの。賞状は佐藤卓によるデザイン。