第16回ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞受賞
1966年に始まり、2年に1回開催される「ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ」は、グラフィックデザイン界で最も権威と歴史のある賞のひとつで、歴代受賞者には、第1回の永井一正をはじめ、アンディ・ウォーホール、亀倉雄策、ヘンリク・トマシェフスキ、福田繁雄、サイトウマコト、秋山孝、青葉益輝、勝井三雄など、著名デザイナーが名を列ねています。世界3大ポスターコンペのひとつに数えられているこのワルシャワビエンナーレには、毎回、数十か国のさまざまな文化圏から数々の優れた作品が寄せられ、その中から選りすぐられた作品が一堂に展示されます。さらにそれら数百点の作品の中から、国際審査員による厳格な審査を経て、イデオロギー、文化・芸術、広告の3つの部門でそれぞれ金賞、銀賞、銅賞などの受賞作品が選ばれます。
第16回(1998年)には、世界49か国の704人のデザイナーから、2018点もの作品が寄せられ、うち445点に絞られた作品が展示され、審査の末、最終的に14点の作品が選ばれました。そして広告部門では、柏本郷司氏が、リクルート『就職ジャーナル』ポスターで金賞を受賞。今年の6月から8月にかけて、Gerard Paris-Clavel氏(フランス/イデオロギー部門金賞)、Georg Staehelin氏(スイス/文化・芸術部門金賞)とともに、金メダリスト3名による「金賞受賞者展」がワルシャワ(ポーランド)で開催されています。
当ギャラリーでは、「金賞受賞者展」に出品された柏本郷司氏の作品約60点を一挙ご紹介いたします。また、会期中には、出品者と特別ゲストをお招きしてのトークショウも開催する予定です。今後さらなる活躍が期待される若手デザイナーの作品をご紹介するとともに、作品の裏に秘められた作家の思いやメッセージをお伝えできればと思います。
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展示内容
6月~8月末の3か月間ワルシャワで開催されている金賞受賞者展の出品作品、受賞作品を含め、ポスターなど約60点を展示。「社会」と「私」、「家族」と「私」、「私」と「私」など、個人の内側を企業メッセージにした作品展です。
主催
クリエイションギャラリーG8