没後10年特別展
1960年代のイラストレーション隆盛の波にのって鮮烈にデビューしたぺ-ター佐藤氏。 その後、エアブラシやパステルと画材を変えながら時代をリードしてきました。 また、ニューヨークの「プレイボーイ」誌を中心に、早くから海外で活躍した数少ない日本人イラストレーターでもあります。 日本では晩年のミスタードーナツの子供達のイラストレーションが、多くの人の記憶に残っていることでしょう。 氏は帰国後の1972年、エアブラシをいち早く使い始め、「服装」「男子専科」「アンアン」など、主にファッション雑誌で活躍。 1976年、アートディレクターの戸田正寿氏と作成したアドニスのカレンダーなど、近未来の女性というキャラクターを表現、 エアブラシによる美人画のスタイルを確立しました。1980年以降、画材をパステルに変え、パルコのポスターやカレンダーでは男性を、 ミスタードーナツでは子供を、また「サンデー毎日」の表紙では多くの女優を描き、タレントやアイドルのポートレート、 オリジナル作品として歌舞伎をテーマにした作品も描いています。 ぺ-ター氏没後10年を迎える今年、クリエイションギャラリーG8では、ガーディアン・ガーデンと2会場で氏の約30年間・3000点に及ぶ 作品の中から約200点を展示いたします。
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会 場
第一会場 クリエイションギャラリーG8
第二会場 ガーディアン・ガーデン
展示内容
デビュー当時の作品、エアブラシ、パステル作品、遺作となった1994年のミスタード-ナツの作品や入院中に制作した「ちぎり貼り絵」など約200点を展示。