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展覧会・イベント

The Second Stage at GG #18 

町田尚子展「SUN DOG」

  • 会期:2007.1.22 月 - 2.1 木
  • 時間:12:00p.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、「The Second Stage at GG」シリーズ展第17弾、第18弾を開催する運びとなりました。若手表現者を応援しようと1992年から始まった『ひとつぼ展』も15年目を迎え、入選者608名の中からは、グランプリを取った取らないにかかわらず、すでに各界で活躍を始めた若手クリエイターも数多く出てきています。このシリーズは、そうした『ひとつぼ展』の卒業生たちの、その後の様子を伝えるための展覧会です。
第18弾は、イラストレーターの町田尚子。町田は、1994年第4回グラフィックアート『ひとつぼ展』に入選しました。それ以来、雑誌の表紙や書籍の装画などで活躍しています。今回の展覧会では、2002年から現在まで続いている月刊誌『新潮45』の表紙や、書籍『ペギー・スー』シリーズの装画、今年発行の箱入り作品集『FERRISWHEEL(観覧車)』などの原画を展示し、これまでの町田尚子の世界を集大成いたします。『ひとつぼ展』入選当初からの、無表情な人物とゆがんだ人間関係を描いた作品から、近作の動物をテーマにした作品までが一堂に会します。一貫して、その魅力は可愛らしさとあやうさの境目にあり、見る者の不安感を静かに誘います。

町田尚子

1968年東京都出身。武蔵野美術大学短期大学部卒業。デザイン事務所勤務を経てフリー に。2002年より、月刊「新潮45」(新潮社)の表紙を担当。他に、「ペギ−・スー」シリーズの装画(角川書店)も手掛け...

展示によせて
絵を描くということは、自分の内側に入っていくということで、それは狭く深い井戸の底に降りていくような感じ。その孤独感は心地よくもあるのだけど、あまりに長く居続けると絶望的な気持ちに襲われる。逃げ場のない井戸の底で窒息しそうになっている時、いつも誰かが絶妙のタイミングで引っ張り上げてくれる。外の広い世界で深呼吸すると、小さく固まった心がゆっくりと溶けていく。目からポロポロとウロコが落ち、眉間のシワもとれ、声を出して笑い、喋り、それで、なんだかスッキリした気持ちになって、また井戸の底に降りていく。
もう何年も、この二つの場所を行き来しながら絵を描いている。 『ひとつぼ展』入選から12年半。今回、「セカンドステージ」という新たな場所から見る12年半はどんなふうに見えるだろうか。ゆっくりと眺め、そして、次に行く場所を見つけられたら、と思う。 -
町田尚子