溝口昭彦Akihiko Mizoguchi

1960年福岡県生まれ。
筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻総合造形コース修了。
現在は岩手県に住み平面作品や複合媒体によるインスタレーション作品の制作に取り組んでいる。
1990年からの「spindle-shaped」シリーズでは奥行きや扉を持った支持体に紡錘形のドローイングを描いた作品、2005年以降は「passage」シリーズで、映像やオブジェが空間で重なりあう作品を制作する。その表現の形式や媒体は変化するが、物体、ドローイング、映像に日常的な現実感をこめて提示することにより、人が日々体験する「弱く断片的なイメージが重層化し漠然とした記憶につながる感覚」を表現している。

1994年 第1回別府現代絵画展［別府市美術館/佳作賞］
第23回現代日本美術展［東京都美術館・京都市美術館/富山県立近代美術館賞］
1995年 第4回青木繁記念大賞展［石橋美術館・郡山市美術館/特別賞］
第38回安井賞展［セゾン美術館・尼崎市総合文化センター・島根県立博物館・尾道市立美術館・秋田市立千秋美術館・帯広市大丸］
1996年 VOCA展［上野の森美術館］
JACA’96日本ビジュアルアート特別展［伊勢丹美術館・トレチャコフ美術館/ロシア他］
1997年 第2回昭和シェル石油現代美術賞展［東京国際フォーラム］
1998年 時の経過を見つめあう二人−「溝口昭彦」と「安田靫彦」展［伊豆修善寺新井旅館］
2004年 シリーズⅩ岩手の現代作家「村井俊二・溝口昭彦展」［萬鉄五郎記念美術館］
2005年 第14回青木繁記念大賞展［石橋美術館・アクシスギャラリー・郡山市美術館/奨励賞］
2006年 美術と遊ぼう−アートの迷宮［富山県立近代美術館］
2007年 シバコレクション少年美術館展［もりおか啄木・賢治青春館］
reflection展［つくば市さくら民家園］
2011年 現在をつくるIWATEコンテンポラリーアート展［萬鉄五郎記念美術館］
平泉国際交流展「アートでつなぐ」アーティスト・イン・レジデンス［岩手大学］
2016年 第１回枕崎国際芸術賞展［枕崎市文化資料センター南溟館］協賛賞
徳島LEDアートフェスティバル2016［徳島市新町川エリア］Works Category B入賞