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展覧会・イベント

タイムトンネルシリーズ Vol. 8

検証・沢渡朔の写真美学

  • 会期:1998.10.12 月 - 11.6 金
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m.(最終日は4:00p.m.まで) 土曜・日曜・祝日休館 入場無料

タイムトンネルシリーズは、第一線で活躍するクリエイターの若き日にスポットを当てる展覧会です。ガーディアン・ガーデンでご紹介する、学生時代の習作やデビュー当時の作品など、今となってはほとんど日の目を見ない作品には、作家の創作の本質ともいうべき発想の原点、表現方法を理解する上でのヒントがたくさん隠れていると思います。また、クリエイションギャラリーG8との共同開催によって、現在の作品と対比させながら作家の全体像をご紹介しています。
第8回目となる今回は、ムーディーな女性のヌードを撮ることで定評のある、写真家の 沢渡朔 氏にお願いしました。2会場にわたって、彼の写真の歴史をたどり、現在の作品と対比させながら、沢渡朔の写真美学について検証していきます。
クリエイションギャラリーG8 では、1995年より4年間にわたって発表された「アサヒカメラ」ヌードシリーズ、伊佐山ひろ子「昭和」(1994年)、三國連太郎「Cigar」(1998年)などの近作を展示いたします。
ガーディアン・ガーデン では、写真家を目指すきっかけとなった、高校3年の「サンケイカメラ」月例コンテスト初受賞から、40歳までの約20年間を振り返り、沢渡美学の源を探ります。大学時代、学生安保闘争の激しい中で、一時は報道カメラマンを目指した彼が、女性やファッション写真を撮るようになり、やがて、ナディアとの運命的な出会いや少女アリスによって、その新境地を拓くまでの、貴重な作品の数々を一挙にご紹介いたします。

沢渡朔

1940年東京生まれ。中学3年の時、初めてカメラを手にする。高校時代、カメラ雑誌の月例コンテストに出品し続け、「サンケイカメラ」で1等、2等、佳作と同時入賞し、写真家になることを決意。日本大学芸術学部写真学科入学。学生時代から、「ダウンビート」、「ミュージックライフ」、「新婦人」など、 3〜4本の雑誌の仕事をレギュラーで抱え、すでにカメラマンとして活動を開始。1963年卒業後、日本デザインセンター入社。この頃、「カメラ毎日」の編集長であった故山岸章二氏に才能を見出され、同誌に数多くの作品を発表し、写真家として注目されるようになる。1966年フリーとなり、「an・an」、 「流行通信」、「ハイファッション」をはじめとするファッションの分野で仕事をする一方、イタリア人のモデルであるナディアとの出会いをまとめた「森の人形館 NADIA」(1973年)、ルイス・キャロルの「不思議な国のアリス」を実写化した「少女アリス」(1973年)、6年後にアリスと同じモデルを 撮影した「海からきた少女」(1979年)を発表し、独特の沢渡写真の世界を作りあげる。ファッション、コマーシャルの仕事を中心に活躍。主な写真集に 「小沢征爾」(1975年)、「ファインダーのなかの天使たち」(1977年)、「蜜の味」(1990年)、「昭和」(1994年)、「Cigar 三國連太郎」(1998年)など。1973年日本写真協会年度賞、1979年講談社出版文化賞写真賞を受賞。

展示内容
クリエイションギャラリーG8:「男へ、女へ」
・アサヒカメラ ヌードシリーズ「アトリエにて」4年分(1995?1998)
・伊佐山ひろ子「昭和」(1994)
・三國連太郎「Cigar」(1998) などの近作を展示いたします。
大人の男や女のリアルな存在感や匂いたつような色気、ドラマティックなストーリー。
沢渡朔の美学の極みがここにあります。

ガーディアン・ガーデン:「少女から女へ」

タイムトンネルシリーズ小冊子
この小冊子は、タイムトンネルシリーズの展覧会開催にあわせて制作したもので、学生時代の習作やデビュー当時の作品など、今となってはほとんど日の目を見ない作品に秘められた、作家の創作の本質ともいうべき発想の原点をさぐり、作家の全体像をご紹介するものです。
体裁:天地210×左右148mm、全56ページ、モノクロ。
価格:500円(消費税込み)

主催
クリエイションギャラリーG8 ガーディアン・ガーデン