「写真［人間の街］プロジェクト」は、時代や社会の流れにとらわれることなく、 撮り続けている若手写真家たちに、自己確認できる「場」、たちどまれる「場」を提 供しようと、1993年に5年間という時限プロジェクトとしてスタートしました。その 間に様々な写真家に出会いましたが、写真をとりまく環境も、日本社会も大きく変化 してきています。
そこで第二期は、「NEO DOCUMENTARY」と題して、人や社会とストレートに向かい 合う新しいドキュメンタリーを模索していきたいと思います。これまで曖昧で名付け られなかった写真の新しい見方、写真を通した社会の新しい見方を紐解くプロジェク トです。既存の形式や方法にとらわれず、自由にシャッターを押し続ける若い人たち と一緒に考えていきたいと思います。