ガーディアン・ガーデンでは、6月23日から、Art School Now Vol.3　長岡造形大学（視覚デザインコース）展「Go up stage for creation.」と題する展覧会を開催いたします。この企画展シリーズ「Art School Now」 は、美術学校や教育現場でのユニークな授業をご紹介するものです。第1弾（1997年）として武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科2年次のタイポグラフィデザイン演習の授業を、第2弾（1998年）として多摩美術大学グラフィックデザイン学科の基礎デッサンプロジェクトの展覧会を開催いたしました。このたび第3弾として、長岡造形大学（新潟県）の視覚デザインコースの授業を取り上げます。
長岡造形大学は、新潟県長岡市に位置し、デザイン専門の大学として10年前に設立されました。この展覧会では、コンピューターが日常的な道具として普及している現代だからこそ、もう一度手で描くことにこだわっている福田毅先生をはじめとする、視覚デザインコースの先生方と学生の取り組みをご紹介いたします。授業では、いきなりコンピュータグラフィクスのような表現手段に進むのではなく、「描くこと」の大切さを学ぶことを基本としながら、2年次から4年次まで、3つのステップに従って展開されていきます。2年次の発想すること（思いつくこと）、3年次の想像すること（考えること）、4年次の創造すること（オリジナルを造ること）の3つの段階を通して、クリエイティブの真の力を身につけることが目的とされています。