『ひとつぼ展』は、ガーディアン・ガーデンでの個展開催を最終目標とした公募展で、グラフィックアート部門とこの写真部門で構成されています。
そして1998年9月から10月にかけて開催された、第10回『ひとつぼ展』では、甲賀正彦さん(グラフィックアート部門)、宮下マキさん(写真部門)の2人が、グランプリを受賞し、一年の制作期間を経て今回の個展開催にいたりました。
写真の宮下マキは、全国の女の子の部屋を訪れ、お気に入りの下着をつけてもらい撮影した作品を発表します。 同世代の女性だからこそ撮れるありのままの部屋の様子や、構えない女の子の姿は、リアルな現代女性の生活の記録であると同時に、 密室で行われた女の子だけの撮影会をのぞき見るような感覚を誘います。