『ひとつぼ展』は、ガーディアン・ガーデンでの個展開催を最終目標とした公募展です。ポートフォリオによる事前審査を通過した10名の出品者が各自一坪(1.82m×1.82m)のスペースの中で作品を構成し、発表します。展覧会会期中にはこの出品作品をもとに、出品者と審査員が直接対話をし、グランプリを決定する公開二次審査会を実施いたします。グランプリ獲得者には1年間の制作期間を経た後に、個展開催が約束されます。
今回も作品を創り続けるたくさんのアーティストから応募がありました。蛇口から出る黄色い水、カップラーメンの中で泳ぐ奇妙な物体など、環境問題から起こる生態系の異常を筆ペンで描いたものや、「顔は羊で体が人間」のような架空の生物をボールペンとコンピュータを駆使して作る「羊アート」、バス、電車、犬など、日常の風景の中で目にするものを、樹脂粘土で表現したものなどが出品します。また、「アジア」にこだわり、そこに住む人と街を見事な発色で暑苦しい感じに描きあげた作品も選ばれています。いずれも若さ溢れるパワーが感じられる作品ばかりです。今回もまた、一坪(1.82m×1.82m)という限られたスペースを相手に、10名それぞれが勝負に挑みました。