グランプリ獲得者に個展開催の権利が贈られる『ひとつぼ展』。今回も昨今の写真人気に後押しされ、全国各地から数多くの応募がありました。その中から選ばれた10名が、10月9日(火)から開催される第18回写真『ひとつぼ展』に出品します。
今回はデジタル表現の特徴を活かした作品が目立ちます。観光地としてではなく、戦争の傷跡を残しながらもなお美しい小笠原の風景を撮ったもの、錆びついたガードレールや放置された空き缶 などを、視線の位置を少し外すことで“街中のオブジェ”としてとらえ撮影したもの、日常の様々な事柄を日付を入れて撮影して日記風にしたものなどがあります。また、都会のビル群の景観を夜間の人工光のみで浮かびあがらせたモノクロ写 真なども出品されます。意欲的に作品を撮り続けてきた若手作家たちの高レベルの争いになりそうです。
グランプリを決定する公開二次審査会は会期中の10月17日(水)に開催されます。ゲスト審査員には、写真家の伊島薫氏、同じく写真家の上田義彦氏をお迎えしました。
2001年武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。
受賞:2010年第1回 EINSTEIN PHOTO COMPETITION後藤繁雄審査員賞受賞、2008年塩竃フォトフェスティバル2008塩竈賞...
1971年 愛知県生まれ。1996年 伊藤敦司図画工作開始。1999年 伊藤敦司図画撮影開始。 2000年 ニコンサロンにて「気まぐれの跡を、残しながら」発表。2001年 第18回写真『ひとつぼ展』「...
1978年 東京都生まれ。
2001年 日本大学芸術学部写真学科卒業。第18回写真『ひとつぼ展』入選。
2007年 写真新世紀佳作受賞。
2015年 ドローンによる空撮を開始。
1971年 東京都生まれ。
1993年に映画製作を学ぶためにアメリカへ留学。大学を転々とした後、1997年ニューヨーク市立大学学士課程 (写真科)を終了する。
2001年ニューヨークのSc...
1970年東京都出身。日本写真芸術専門学校卒業。卒業後、週刊誌AERAにて暗室マンを3年勤める。 その後、フリーカメラマンとして2年、雑誌等で仕事する。1996年思うところあり、小笠原村父島に移住。 ...
坂口トモユキ
1969年香川県生まれ。岡山大学地学科卒業、東京大学大学院地球惑星物理学専攻修了、日本写真芸術専門学校二部卒業。
受賞:第16、18、21回写真『ひとつぼ展』入選
1980年生まれ。
2001年3月 日本写真芸術専門学校卒業。
2001年 第18回写真ひとつぼ展グランプリ。
フリーランスフォトグラファー
審査員
青葉益輝(アートディレクター)
浅葉克己(アートディレクター)
飯沢耕太郎(写真評論家)
伊島薫(ゲスト審査員/写真家)
上田義彦(ゲスト審査員/写真家)
平木収(写真評論家)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)
※五十音順、敬称略