第27回 写真『ひとつぼ展』

2006年10月10日(火)~ 10月26日(木)

12:00p.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ポートフォリオによる一次審査を通過した出品者10名が、それぞれ一坪(1.82m×1.82m)のスペースの中で作品を構成し、発表する『ひとつぼ展』を10月10日(火)より開催いたします。会期中の二次審査会でグランプリに選ばれると、1年後にガーディアン・ガーデンで個展を開催する権利が贈られます。
 幼い時に亡くなった母への思いを綴り、母の欠けた家族の今を表現した作品、遠い国の人に恋をし、彼のルーツを探しに、故郷の森を訪ねて撮った作品、夢の中に登場するようなサーカスのテントや建物のミニチュアセットを作り、幻想的な風景を作りあげた作品など、オリジナリティ溢れる作品が集まりました。 グランプリを決定する二次審査会は、会期中の10月12日(木)に開催されます。一般入場者の目前で出品作家によるプレゼンテーションが行われ、下記5名の審査員の議論の後、グランプリ1名が決定いたします。

ひとつぼ展ロゴ
第27回写真『ひとつぼ展』
<出品作家10名>
01
奥山美由紀 Miyuki Okuyama
1973年生まれ。アラバマ州立大学大学院修了。アルバイト。
『SAFE PLAYGROUND』
子供の潜在的な恐怖や不安な夢を写真という劇場の中で追想する。それは危険や恐怖を仮想体験する童話の中の深い森に似ている。模型を製作して記憶の断片をイメージにする。
02
亀裕里子 Yuriko Kame *グランプリ*
1982年生まれ。大阪芸術大学卒業。会社員。
『連鎖 母への手紙』
幼い頃亡くなった母のことを私はよく知りませんでした。
あなたはどんな人だったの。 どうしてそんなに急いでいってしまったの。
私は母へ、心の旅をしました。
03
かんのさゆり Sayuri Kanno
1979年生まれ。東北芸術工科大学卒業。
『球体の中で踊れ』
ハロー
大きな球体の中でおどるものたち。
世界なんてどこにも無いなんて嘆くまえに 無数の断片をひろいあつめろ!
光る都市とフライパンに残る白胡椒は同じこと。
ヒントを求めてエイリアンは進む。
04
阪本勇 Isamu Sakamoto
1979年生まれ。大阪府立箕面高等学校卒業。写真家本多元氏に師事。アルバイト。
『天竺はどこや!』
とりあえず今のところ、僕の写真にテーマなんて無い。写真を撮るという行為に意味がある。撮って撮って、走って撮って。僕は天竺を目指す。ガンダーラ、ガンダーラ。天竺はどこや!
05
仲宗根香織 Kaori Nakasone
1979年生まれ。琉球大学大学院修了。テレビ局スタッフ。
『抵抗妄想劇場』
抵抗することを妄想する。写真の中にはさまざまな立場、境界を越えて存在する一人一人の物語がある。何に抵抗するのか。写真を見て妄想劇場へお入りください。
06
林田摂子 Setsuko Hayashida
1976年生まれ。東京綜合写真専門学校第二学科卒業。フォトグラファー。
『森をさがす』
遠い国の人に恋をしました。彼はどんな場所で、何を見て、何を感じながら過ごしてきたのだろう。彼の根っこはどこに植わっているのだろう。彼の故郷を訪ねました。
07
古川泰子 Yasuko Furukawa
1982年生まれ。日本大学大学院芸術学研究科映像芸術写真専攻。
『まねのできない犯行』
私の全てで世界の点を捕まえたい。写真を撮る行為自体が自分にとっては犯行的で、きっとこの犯行時間はこれからもずっと続いてゆく。確信犯の様に、そっとほくそ笑みながら。
08
正岡絵理子 Eriko Masaoka
1983年生まれ。ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。フリーター。
『羽撃く間にも渇く水』
生きているって楽しいなぁ。ずっと心にあるちょろちょろした水。いつでも渇いている最中で、いつでも心の根っこを溢れさしてる。もっと奥まで突っこんで。
09
目良敦 Atsushi Mera
1972年生まれ。多摩美術大学大学院デザイン専攻修了。
『atom』
なにげない日常の写真から抜け出して、事物を意識的に観察する。
曖昧な物語や思わせぶりな感情を排して捉えられた断片は、
原子のように全てを組み立てる手掛かりとなる。
10
山崎伸康 Nobuyasu Yamazaki
1981年生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。フリー。
『Mother』
僕をつつみこんでくれているのはきっと誰かをつつみこんでいる一部で、そんな目に見えないあたたかいものが人といろいろなものをつなげているんだと思うんです。

審査員
飯沢耕太郎(写真評論家)
石内都(写真家)
鈴木理策(写真家)
藤本やすし(アートディレクター) 
大迫修三 (クリエイションギャラリーG8)   
※五十音順、敬称略

[オープニング・パーティー]
2006年10月12日(木) 8:30p.m.-9:30p.m.

[公開二次審査会]
2006年10月12日(木) 6:00p.m.-8:30p.m.

[グランプリ決定]
公開二次審査会で亀裕里子さんがグランプリに決定しました。