第29回 写真『ひとつぼ展』

2007年8月20日(月)~ 9月6日(木)

12:00p.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ポートフォリオによる一次審査を通過した出品者10名が、それぞれ一坪(1.82m×1.82m)のスペースの中で作品を構成し、発表する『ひとつぼ展』を8月20日(月)より開催いたします。会期中の二次審査会でグランプリに選ばれると、1年後にガーディアン・ガーデンで個展を開催する権利が贈られます。
 人生で影響を受けた坂本龍馬の命日に京都を訪れ、その道中での出会いをカメラに収めた作品、七人家族という日常生活を慌ただしく思いながらも肯定し、なにげない家族の光景を切りとった作品、デジタルカメラの動画モードで撮影した電車の映像を、静止画に分解し展開することで、リズミカルなパターンを生み出した作品など、オリジナリティ溢れる作品が集まりました。

グランプリを決定する二次審査会は、会期中の9月4日(火)に開催されます。一般入場者の目前で出品作家によるプレゼンテーションが行われ、下記5名の審査員の議論の後、グランプリ1名が決定いたします。

ひとつぼ展ロゴ画像
第29回写真『ひとつぼ展』
<出品作家10名>
作品画像1
芦田陽介 Yosuke Ashida
1980年生まれ。京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻修了。
『"TIME SPREAD" 9:20:32 - 9:38:33 3.May.2007 at Shinjuku Station』
TIME SPREADは、デジカメの動画モードで撮影した映像を静止画に分解し、平面上に展開させた作品です。「決定的瞬間」がリズミカルなパターンをともなって広がっていく様子を浮かびあがらせたいと思いました。
作品画像2
川西史玲 Shiro Kawanishi
1983年生まれ。ビジュアルアーツ専門学校大阪写真学科卒業。
『向かう』
嘘っぽいセリフ、人間関係、リアリティ。希薄で安定したぬるい毎日と、そこから、確かなものに向かうための不安定さ。
作品画像3
櫻井史樹 Fumiki Sakurai

1976年生まれ。東京綜合写真専門学校写真芸術第二学科在籍。
『primeval forms』
パソコン内部という日常からかけ離れた空間のずっと遠く無限遠に私は懐かしい景色を見ます。それは遠い昔の生命の記憶が最先端技術の形に投影されているからかもしれません。
作品画像4
下西進 Susumu Shimonishi
1977年生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。
『I am here』
私は都市で物や情報が大量に生産、消費される現象に関心がある。自作の撮影機材や、テレビという媒体を使い、私を一つのモジュールとして社会を比較したのがこの作品です。
作品画像5
題府基之 Motoyuki Daifu
1985年生まれ。東京ビジュアルアーツ卒業。
『FAMILY』
汚いリビング。三男と次女の喧嘩。長女は反抗期。無口な次男。
家事をする父とよく寝ている母。七人家族はハンパじゃない。
でもこれが僕の愛すべき日常、愛すべき家族。
作品画像6
滝沢明子 Akiko Takizawa
1971年生まれ。英国王立芸術大学 Fine Art科修了。
『Where We Belong』
兄が家族の写真を焼いてしまった事、祖父母の家の解体を知った事が、撮るきっかけである。
写真に現れた全ては、最後の吐息の中で魂剥き出しの状態だ。私はただ媒体として物の声を感知したい。
作品画像7
徳永景介 Keisuke Tokunaga
1981年生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。
『HAKAPLACE』
そこに死者が眠っているという事実。そして墓地のテリトリーを意識すること。
そこから漂流し漂着してくるイメージが積み重なった時にみえてくるものは?
作品画像8
長浜徹 Toru Nagahama
1980年生まれ。英国王立芸術大学 MA Communication Art and Design科卒業。
『Layout of everyday』
僕の田舎にある、山を撮りました。家に帰って布団に入り、山のフリをしてみます。
現実を観察して戯れながら、いろいろ撮って本にしてます、生活を愛でる手段として。
作品画像9
原田幸治 Koji Harada
1981年生まれ。国学院大学卒業。
『命日をゆく』
坂本龍馬の命日、11月15日。
その日私は、墓参りをするため東京から京都までさくっと行ってきました。 
写真は、出会いであり、ドキュメンタリーであると感じています。
作品画像10
和田裕也 Yuya Wada *グランプリ*
1978年生まれ。photographer。
『king of the night, Tokyo Japan』
かっこいいしゃしん.JPG

審査員
飯沢耕太郎(写真評論家)
楢橋朝子(写真家)
ホンマタカシ(写真家)
町口覚(アートディレクター)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)   
※五十音順、敬称略

[オープニング・パーティー]
2007年9月4日(火) 8:30p.m.-9:30p.m.

[公開二次審査会]
2007年9月4日(火) 6:00p.m.-8:30p.m.

[グランプリ決定]
公開二次審査会で和田裕也さんがグランプリに決定しました。