ポートフォリオによる一次審査を通過した出品者10名が、それぞれ一坪(1.82m×1.82m)のスペースの中で作品を構成し、発表する『ひとつぼ展』を8月20日(月)より開催いたします。会期中の二次審査会でグランプリに選ばれると、1年後にガーディアン・ガーデンで個展を開催する権利が贈られます。
人生で影響を受けた坂本龍馬の命日に京都を訪れ、その道中での出会いをカメラに収めた作品、七人家族という日常生活を慌ただしく思いながらも肯定し、なにげない家族の光景を切りとった作品、デジタルカメラの動画モードで撮影した電車の映像を、静止画に分解し展開することで、リズミカルなパターンを生み出した作品など、オリジナリティ溢れる作品が集まりました。
グランプリを決定する二次審査会は、会期中の9月4日(火)に開催されます。一般入場者の目前で出品作家によるプレゼンテーションが行われ、下記5名の審査員の議論の後、グランプリ1名が決定いたします。
1980年 京都府出身。
2001年 イタリア、フィレンツェに1年間滞在。
2003年 上智大学文学部哲学科卒業。
2007年 京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修了。
現在、東京在住。
1977年広島市生まれ。2000年武蔵野美術大学映像学科卒業。2002年武蔵野美術大学大学院 映像コース修了。2010年東京藝術大学大学院博士後期課程在籍。現在、茨城県取手市およびドイツ・ワイマール市...
題府基之 Motoyuki Daifu
1985年東京生まれ。2007年東京ビジュアルアーツ専門学校卒業。同年『ひとつぼ展』入選。2013年には国際写真賞「Prix Pictet」にノミネートされた。主な展覧会に、「Lovesody」(2012年/Lombard-Freid Projects, New York)、「Still Life」 (2014年/MISAKO&ROSEN, Tokyo)、「Prix Pictet – Consumption」 (2014年/Victoria&Albert Museum, London)、「家族は恥骨だから綺麗なパンティーで隠すの」 (2014年/Little Big Man Gallery, Los Angeles)などがある。写真集には、『Lovesody』(2012年/Little Big Man Books)、『Project Family』(2013年/Dashwood Books)があるほか、2016年5月には『Still Life』をNewfaveから刊行予定。
和田裕也
1978年生まれ
[受賞歴]
エプソンカラーイメージングコンテスト2006写真部門 優秀賞
第29回写真『ひとつぼ展』グランプリ
審査員
飯沢耕太郎(写真評論家)
楢橋朝子(写真家)
ホンマタカシ(写真家)
町口覚(アートディレクター)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)
※五十音順、敬称略