The Second Stage at GG #1
ガーディアン・ガーデンでは、若手表現者に「表現の場」と「機会」を提供するため、主に公募展を中心に活動を続けております。1992年以来続いている新人を発掘するための公募展『ひとつぼ展』におきましては、グラフィックアート、写 真の2部門で、現在は第19回の作品を募集しているところです。毎回、一次審査で10名が入選となり、『ひとつぼ展』を開催します。会期中に行われる公開二次審査会では1名のグランプリが選ばれ、グランプリ受賞者には個展開催の権利が贈られています。回を重ねるたびに、優秀な作品が集まり、グランプリを選ぶこともますます難しくなってきました。さらに、この9年間の『ひとつぼ展』入選者380名の中からは、グランプリを取った取らないにかかわらず、すでに各界で活躍を始めた若手クリエイターも数多く出ております。 そこで、そうした『ひとつぼ展』の卒業生の第2ステージの表現の場として、企画展シリーズ「The Second Stage at GG 」を立ち上げることになりました。毎年約4名ずつご紹介していきたいと考えております。
清水雄介は、1996年第7回グラフィックアート『ひとつぼ展』に、「TYPE CHAIN(タイプチェーン)」という独自の文字配列をあみだした作品で入選しました。残念ながら次点でグランプリを逃しましたが、以後グラフィックデザイナーとして確実に力を伸ばしてきました。仕事においては、ソニー製品のロゴ、「TRANSONIC RECORDS」のCDジャケット、『ピカチュウレコード ポケモンCDシリーズ』、『じゃらん』表紙デザインなどで活躍しています。今回の展覧会では、仕事以外の自主制作作品の中から、入選以来10年以上に渡り制作してきた「TYPE CHAIN(タイプチェーン)」シリーズと、新作「 TYPOZIN(タイポ人)」シリーズを中心にご紹介します。
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