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展覧会・イベント

次世代の若手写真家を発掘する

第7回写真「1_WALL」展

  • 会期:2012.9.18 火 - 10.11 木
  • 時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけて作品を発表する公募展、第7回写真「1_WALL」展を開催します。一次審査(ポートフォリオ審査)と二次審査(ポートフォリオレビュー)を通過したファイナリスト6名が、一人一壁面分のスペース(1_WALL)を使って作品を展示するグループ展に挑みます。会期中の9月27日(木)には、グランプリを決定する公開最終審査が開催されます。一般見学者の目前でファイナリストによるプレゼンテーションが行われ、審査員による議論の後に、グランプリが決定します。受賞者には1年後の個展開催とパンフレット制作の権利が贈られます。
「1_WALL」は3度にわたる審査で、応募者の実力や可能性を見ていきます。応募者にとっては表現者としての本気度が試される公募展です。7回を迎える今回は、定年退職を迎えた父親や家族との生活の中に美しさを見出した作品、ホームレスの姿を撮り続けることで人間の生き様や力強さに迫ろうとする作品、工場跡地を追いながら社会の変化を見つめた作品、人間がどこに向かい何に導かれて生きているのかを日常の断片の集積から捉えようと挑む台湾からの応募作品など、様々な作品が集まりました。
一体誰がグランプリを獲得するのか、今後の写真界での活躍が期待されるのは誰なのか、ぜひ皆さんの目でお確かめください。

第7回写真「1_WALL」ファイナリスト6名
9月27日の公開最終審査会で、仲田絵美さんがグランプリに決定しました。

  • 桐生眞輔 Shinsuke Kiryu

    「文身」
    「肉体」と「精神」の関係、「認識」の仕方や「価値観」について私は問いかけます。
    可逆性を求められない何かを背後に置いたその人間の心の一歩、そこに境界は生じる。

  • *グランプリ*
    仲田絵美Emi Nakata

    「美しい速度で」
    私たちに与えられた、限りあるこの小さな旅。
    人はみな、この旅の途中を
    遅くもなく速くもない、美しい速度で進んでいるのだ。

  • 中村彰宏 Akihiro Nakamura

    「at the site where a factory once stood」
    社会の変化に伴い発生した工場跡地。そこに現れた新たな風景。
    都市の姿を追っていくと、今が見えてくる。

  • 野口健吾 Kengo Noguchi

    「庵の人々」
    ひっそりと淡々と生きている人々の記録。人間を、社会を見つめている。

  • 三嶋一路 Ichiro Mishima

    「植物を観察する[ネーミングライツはヒューマンライツ]」
    植物は、写真の中からこちら側に視線を投げ返すこともしないので、対象をイメージに還元してしまう、
    写真が本来もっている暴力性を示すにはちょうどよいモチーフです。

  • 蕭又滋 Arron Hsiao

    「小径/Path」
    小径の行き先は夢のようなすてきな世界だが、
    我々はまだこの困難だらけの道を頑張って前へ進む。
    自由という彼方まで。

桐生眞輔

1978年生まれ。東京藝術大学大学院美術専攻先端芸術表現領域博士課程在籍。

仲田絵美

1988年茨城県生まれ。2011年、写真ワークショップ 松本美枝子の「キワマリ荘の写真部」を修了したのち、公募展などで作品の発表をはじめる。

受賞:2012年第6回写真「1_WALL」審査員奨励賞(小林紀晴・姫野希美 選)、第7回写真「 1_WALL 」グランプリ受賞。

中村彰宏

1977年生まれ。 東京工業大学工学部建築学科卒業。 日本写真芸術専門学校II部卒業。 第7回写真「1_WALL」ファイナリスト。

野口健吾

1984年神奈川県生まれ。立教大学社会学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修了。 受賞: 2015年 BRIGHT PHOTO AWARDS 2015 グランプリ 2012年 第7回写真「...

三嶋一路

1986年生まれ。東京藝術大学先端芸術表現科4年在籍。

蕭又滋

1980年生まれ。FOTOSOFT Institute of Photography, Taipei(台湾)卒業。

審査員(50音順、敬称略)

秋山伸(グラフィックデザイナー、パブリッシャー)
2000年schtucco設立。2008年edition.nord設立。写真集、アートブックを数多く手がける。2013年は、松江泰治・鈴木理策・中藤毅彦の写真集、大竹伸朗・中原浩大の展覧会カタログ、吉増剛増・川俣正のエディションが進行中。
鈴木理策(写真家)
1963年和歌山県新宮市生まれ。2000年に写真集『PILES OF TIME』で第25回木村伊兵衛写真賞受賞。近著に『意識の流れ』(edition nord)、『海と山のあいだ』(amanasalto)、『Atelier of Cézanne』(Nazraeli Press)、『White』(edition nord)、『TORII』(SUPER LABO)、『写真分離派宣言』(青幻舎・共著)等。
土田ヒロミ(写真家)
1939年福井県生まれ。主な作品に「俗神」(1976)、「ヒロシマ」(1985)、「砂を数える」(1990)、「BERLIN」(2011)など。2008年土門拳賞受賞。作品コレクションは東京都写真美術館、ニューヨーク近代美術館、パリ・ポンピドーセンターなど。
姫野希美(赤々舎代表取締役、ディレクター)
2006 年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に150冊余りの書籍を刊行。第33回木村伊兵衛写真賞の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、第34回同賞の 浅田政志『浅田家』、第35回同賞の高木こずえ『MID』『GROUND』、第38回同賞の百々新『対岸』、第40回同賞の石川竜一『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』などがある。2014年より東京工芸大学教授。
増田玲(東京国立近代美術館主任研究員)
1968年神戸市生まれ。筑波大学大学院地域研究研究科修了。1992年より東京国立近代美術館に勤務。近年担当した主な展覧会に「ジョセフ・クーデルカ展」(2013年)、「奈良原一高 王国」(2014年)、「トーマス・ルフ展」(2016年) など。