Project

167人のクリエイターとともに大阪の小さな工房で「つつの靴下」をつくりました。

OVERVIEW

展覧会会期

2017.11.28(火) ~ 12.23(土)

開館時間

11:00a.m.-7:00p.m.
日曜休館 入場無料

オープニングパーティー
2017.11.28(火)7:00p.m.-8:30p.m.
会場 クリエイションギャラリーG8、ガーディアン・ガーデン
※7:30p.m.-8:00p.m.はセレモニーを行いますので、クリエイションギャラリーG8にお集まりください。

展覧会名

CREATION Project 2017
167人のクリエイターと大阪の小さな工房で生まれた
「つつの靴下展」

主催・会場

クリエイションギャラリーG8
〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
TEL 03-6835-2260

ガーディアン・ガーデン
〒104-8227 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F
TEL 03-5568-8818

http://rcc.recruit.co.jp/

製作

樋口メリヤス工業株式会社

素材・サイズ

フリーサイズ

コットン90%、ポリウレタン5%、ナイロン5%

スニーカー丈      ショート丈

販売

スニーカー丈:1,800円(税込)、ショート丈:2,100円(税込)

会場販売/展覧会会期中、各会場で販売、その場でお持ち帰りいただけます(売り切れの場合は、通信販売をご利用ください)。

通信販売/「ポンパレモール」でも、会期初日から2018年1月末までの期間、販売を行います。会場で売り切れの靴下も、会期中、通販に限り、予約注文をお受けします。会期終了後は在庫のみの販売となりますのでご了承ください。靴下のお届けは、2018年2月から3月末までを予定しております。

「ポンパレモール」http://store.ponparemall.com/r-2gallery/

寄付先

売り上げから製作費を除いた収益金はセーブ・ザ・チルドレンに寄付し、子どもの貧困問題の解決や虐待の予防、災害被災地での支援など、日本の子どもたちのために役立てられます。

宣伝美術

木住野彰悟


CREATION Project とは

多くの方々にアートやデザインの楽しさを感じてもらおうと、1990年からはじまった毎年恒例のチャリティー企画展。2つのギャラリーと交流のあるクリエイターの方々にボランティアで制作していただいた作品を展示・販売し、収益金をチャリティーとして寄付してきました。2009年より、「CREATIONProject」と題し、デザインの力による豊かな生活の提案を目指しています。2011年〜2015年は東日本大震災の義援金として5年間で合計約1134万円を寄付、2016年は熊本地震の義援金として158万円を寄付いたしました。2017年からは、生産地を日本全体に広げ、日本のものづくり・産業を、デザインの力で発信していくプロジェクトとして継続していきます。
2011 印染トートバッグ展
2012 アロハシャツ展
2013 石巻バッグ展
2014 東北和綴じ自由帳展
2015 伊達ニッティング展
2016 藍色カップ

 

ポスターPDF
チラシPDF

PROJECT MAP

大阪府枚方市にある樋口メリヤス工業は、1933年に創業した靴下メーカー。国内の靴下生産は、1989年ごろをピークに減少傾向にあり、アジア圏からの安価な製品の輸入など、業界全体が厳しい状況におかれる中で、小さな工房ならではの機動力を活かして、1足からお客様のリクエストに応える、オーダーメイドの靴下作りに取り組んでいます。今回のアイテムは、樋口メリヤス工業がお客様の声から開発した、つつ型の靴下「つつした」がベースになっています。CREATION Projectでは、かかとをなくすというユニークな発想と、品質にこだわり誕 生した「つつした」に、クリエイターの個性あふれるデザインを編み込んだ、オリジナルの靴下を展示、販売します。
かかとがなく伸縮性に優れているため、子どもから大人まではくことができるフリーサイズ。ご自分用はもちろん、クリスマス等のプレゼントにもおすすめの「つつの靴下」です。
靴下の収益金はセーブ・ザ・チルドレンに寄付し、子どもの貧困問題の解決や虐待の予防、災害被災地での支援など、日本の子どもたちのために役立てられます。
ぜひこの機会に、多くの方にチャリティーにご参加いただけることを願っています。

 

クリエイションギャラリーG8会場風景(撮影:山本康平)
ガーディアン・ガーデン会場風景(撮影:元田敬三)

MAKING

1. デザインデータを作成

最初に、靴下のデザインを靴下編機に読み込むためのデータをつくります。約30年前から使っているパソコンは今でも現役。データは専用のカセットテープに保存します。

2. 編み

靴下編機は、30年ほど前に製造された年代物。この時代の機械は、一部壊れても、部品交換で修理することができるため長く使えます。専門の職人が、チェーンの長さを調整することで、編む靴下の丈の長さを調節。セットした糸は機械に吸い込まれていき、特殊な針でつつ状に編まれていきます。糸でループを作り、それにさらに糸をくぐらせてループを作ることを繰り返して編んでいきます。片足を編むためには約5分から8分かかります。

3. 先縫い

靴下を裏返しにして破れや汚れがないか検査した後に、専用のミシンを使って、開いているつま先を縫い合わせます。

4. プレス

表に返した靴下を、金属製の型板にはかせてのばし、120℃から130℃の間の温度で、プレスして熱処理をします。ひとつひとつ、手作業で行なっています。

5. 最終検査・ペアリング

最終検査を行い、靴下が左右揃った1足になるようにペアリングします。「つつの靴下」のできあがりです。

 

 

大阪の小さな工房
樋口メリヤス工業

弊社、樋口メリヤス工業株式会社は、創業1933年に軍手・軍足の製造工場として、大阪府枚方市で創業いたしました。当時は、作れば売れる時代であったようですが、時代の流れで、12年前にお得意先様が中国への製造に移行されたと同時に負債をかかえて、倒産寸前の危機に陥りました。

創業者は、私の祖父にあたりますが、45歳という若さで、病で亡くなりました。その創業者の想いを繋ぐべく、継続の道を選択いたしました。工場と自宅の売却をして、商品開発に没頭して、展示会や百貨店にて、直接お客様のお一人お一人のお声を直接聞きに歩きました。そうして、出来上がったのが、かかとをなくし、逆転の発想で編込みをしたお客様のお悩みを解決する“つつした”でした。

無地で、履き心地を追求しての販売の中でお客様からデザインの入った商品はないか?との依頼を受けておりましたところ、このプロジェクトに出会いチャレンジの機会をいただきました。

しかし、工場閉鎖後は、数台の機械で工房として、1足からの手作り商品を販売しておりましたので、今回の167点という数は、想像を遥かに超えた点数で不安でいっぱいでしたが素敵な沢山のデザインが出来上がる度にワクワクドキドキの繰り返しでした。途中沢山のトラブルも乗り越え、製造スタッフ一同一丸となり、開催できましたことは、感無量でございます。

そして、今回の販売収益金で一人でも多くの子供たちの笑顔が増えることを願います。最後になりましたが、今回の開催には、大変お世話になりました167名のデザイナーの皆様と株式会社リクルートホールディングス リクルートクリエイティブセンターの皆様には、心より御礼申し上げます。

糸で笑顔を編む 樋口メリヤス工業株式会社

6代目 代表取締役 中江優子