第13回グラフィックアート「ひとつぼ展」グランプリ受賞者個展
昨年2月から4月にかけて開催された第13回『ひとつぼ展』(公募展)において、グラフィックアート部門でグランプリを受賞し、一年の制作期間を経て今回の個展開催にいたりました。
木村晴美は、多摩美術大学4年に在学し最近では絵本制作活 動をしています。単に趣味的な挿し絵に終わるのでなく、独立したイラストレーショ ンとして考え、一点一点に物語を携えているかのようです。
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展示内容
水彩やアクリル絵の具を使って描いたイラストレーション小サイズ約80点。
展覧会によせて
毎日、生活をしていく中で、なにげないしぐさや、ちょっとした瞬間は、そこに目をやると、その情景は意外と心をなごませ、ほのかに、ほのぼのとしたものを感じさせます。 今回は、そんな空気を、一枚一枚の絵の中に表現してみました。目のキョロリとした、鼻の高い生き物が繰り広げる世界は、一見、私たちの現実の世界、日常とは遠く離れたものに思えるかもしれません。しかし、その行動、行為そのものは、私たちとたいして変わるものではなく、親しみさえ覚えるほどなのです。 一つ一つは、ある世界のある時で、とても断片的なものではありますが、見てくださる方が、その中から、それぞれの物語を温かな気持ちで、イメージしていただけたら、嬉しい限りです。
木村晴美
審査員
青葉益輝(アートディレクター)
秋山孝(イラストレーター)
浅葉克己(アートディレクター)
佐藤卓(グラフィックデザイナー)
谷口広樹(イラストレーター)
武藤起一(映像環境プロデューサー)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)
※五十音順、敬称略