1999年8月から10月にかけて開催された第14回『ひとつぼ展』(公募展)において、グラフィックアート部門でグランプリを受賞し、一年の制作期間を経て今回の個展開催にいたりました。
久保田珠美は、愛知県立芸術大学デザイン科に通いながらイラストレーターを目指す現役の学生です。人間のかたちや顔を表情ゆたかにとらえ、部分的にコラージュしながら1枚のイラストレーションに仕上げた作品をつくります。今回の個展では肉筆がどこまでエネルギーを持ち、見る側とコミュニケーションできるかを試みます。
第14回グラフィックアート「ひとつぼ展」グランプリ受賞者個展
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1999年8月から10月にかけて開催された第14回『ひとつぼ展』(公募展)において、グラフィックアート部門でグランプリを受賞し、一年の制作期間を経て今回の個展開催にいたりました。
久保田珠美は、愛知県立芸術大学デザイン科に通いながらイラストレーターを目指す現役の学生です。人間のかたちや顔を表情ゆたかにとらえ、部分的にコラージュしながら1枚のイラストレーションに仕上げた作品をつくります。今回の個展では肉筆がどこまでエネルギーを持ち、見る側とコミュニケーションできるかを試みます。
展覧会によせて
この度、銀座のガーディアン・ガーデンで、展覧会を開かせていただくことになりました。タイトルのロージーローバーは、小さい時に自分の祖父や祖母を呼んでいた言葉です。どんな年代であっても、ワクにとらわれず自由に、気分よく生きる人たち。熟成した人間の豊かな内面が、美しく外面に表れている人がモチーフです。
描く対象人物の年齢や性別にこだわりはありませんが、人間の動きや表情を観察してかたちにする制作過程で、自然に誕生したテーマであり、作品です。
祖父母には、「体は不自由ではあるけれど気楽な生き方と考え方」。両親には、「突飛でお洒落で面白い老人になってほしい」。そして私は、「こんな年の取り方をしたい」。それらの思いを伝えたい作品と、この1年間出会った人や起こった出来事を絵日記にした作品を合わせてご覧いただき、ご批評いただければ幸いです。
久保田珠美
審査員
青葉益輝(アートディレクター)
浅葉克己(アートディレクター)
崎山匠(ビジネスデザイナー)
佐藤卓(グラフィックデザイナー)
谷口広樹(イラストレーター)
若尾真一郎(イラストレーター)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)
※五十音順、敬称略