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第24回グラフィックアート『ひとつぼ展』グランプリ受賞者個展

太湯雅晴展「知らんと欲するすべてに広く告げる これなる紙片は千クローネの価値あるものなり。 その確かなる担保として保証されるは 皇帝御領に広く埋蔵されたる無限の財宝なり。いまや豊かなる宝が即座に掘り出され 本紙片と兌換さるべく事は準備されたり」

  • 会期:2006.3.20 月 - 3.30 木
  • 時間:12:00p.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、2006年3月6日から、太湯雅晴展(グラフィックアート) を開催いたします。昨年2月に開催された第24回『ひとつぼ展』(公募展)において、グラフィックアート部門でグランプリを受賞し、一年の制作期間を経て今回の個展開催にいたりました。

グラフィックアート部門の太湯雅晴は、お金の持つ不思議な付加価値をテーマに作品を制作しています。素材としてはただの紙なのに、1万円や千円など、背後には目に見えない価値を背負う紙幣。デジタルという実体のない表現方法を用いて、太湯自らを登場させて架空の紙幣を作り、架空の価値を作り上げることを試みています。

太湯雅晴

2004アジアデジタルアート大賞 入選 EPSON COLOR IMAGING CONTEST 2004 入選 2004年度[第8回]文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦賞 第24回 グラフィッ...

展示内容
紙幣の持つ目に見えない価値をテーマに、自らの銀行を作 り架空の価値を持つ紙幣を作品化。
今回は会場を銀行の金庫室に見立てて展示。

展示によせて
私は「作品」というものを、最大公約的な普段の生活の場とは少しだけずれた視点を提示することで、常とは異質な現実世界を浮かび上がらせるための虚構の装置と位置づけています。本作品は共同体を成立させるのに不可欠な要素たる貨幣をモチーフとしています。貨幣の価値は共同体によって定められた法に拠って通用性を保障されます。たとえば紙幣は紙に印刷を施された印刷物でしかありません。しかし人が法を信じることで貨幣は絶対の価値として価値体系の中心に位置することが可能なのであり、また共同体内外に対して流通のもっとも便利な道具として機能しはじめるのです。通常、貨幣の額面は例外なくゼロを除く自然数のみで構成されます。本作品を含むシリーズでは、私個人の名前を冠した銀行券=作品によって架空の価値をを作り上げ、さらに実際の貨幣には使用されない額を使うことにより、「作品」のもつ、芸術的価値の曖昧さを浮き上がらせることを意図しています。 - 太湯雅晴 –

第24回グラフィックアート『ひとつぼ展』
2005年2月7日(月)〜2月24日(木)開催
公開二次審査会 2005年2月17日(木)以下の審査員により選出されました。

浅葉克己(アートディレクター)
タナカノリユキ(アーティスト/アートディレクター)
ひびのこづえ(コスチューム・アーティスト)
若尾真一郎(イラストレーター)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)
※五十音順、敬称略