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展覧会・イベント

第26回写真『ひとつぼ展』グランプリ受賞者個展

うつゆみこ展「なまなま」

  • 会期:2007.3.26 月 - 4.5 木
  • 時間:12:00p.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

ガーディアン・ガーデンでは、3月26日からうつゆみこ展(写真)を開催いたします。2006年4月に開催された第26回『ひとつぼ展』(公募展)において、写真部門でグランプリを受賞し、一年の制作期間を経て今回の個展開催にいたりました。

写真部門のうつゆみこは、「気持ち悪くて可愛くてグロい」をキーワードに被写体を細部まで作り込んで撮っています。おもちゃのヘビにたかるアリ、コーラのグミを人間の胎児にみたてて撮ったものなど、グロテスクで人間が誰しもがもつ陰の部分に関わらざるをえない衝動を作品化したものです。『ひとつぼ展』では、100冊の手作り写真集を展示した彼女が、今度はどんな風に作品を見せてくれるのか大変楽しみです。

うつゆみこ

1978年 生まれ
2001年 早稲田大学第一文学部中退
2002年 東京写真学園写真の学校修了

[受賞歴]
2003年 第20回コダックチャレンジフォトコンテスト/共同写真用品賞・ライトアップ賞
2004年 第21回コダックチャレンジフォトコンテスト副会長賞・ナショナルフォト賞入賞
2005年 第25回写真『ひとつぼ展』入選
2006年 第26回写真『ひとつぼ展』グランプリ

展示内容
キモカワグロ系」の新作を中心にギャラリーにうつゆみこの世界を再現。また、撮影に使った被写体なども展示予定。

展示によせて
ふと幼少期の油粘土のことを思い出しました。鼻腔にへばりつく臭い、手指に纏わりつく油、爪の中に入り込んで何時までも居座り続ける黒い塊、しかし何とも病みつきになる感触……。私にとって写真を撮ることは、視覚的、その他感覚的な快楽の記録なのだろう、と思います。後々写真を見返す事で、摘み食いの味、腐りかけの忌々しい臭いなどが喚起されてゆき、それを反芻して再び快楽に浸ります。行為を共有していない皆様に私の自慰行為が如何に映るか分かりませんが、子供時代に五感を駆使して遊んだことを思い出して頂けると幸いです。 [うつゆみこ]

第26回写真『ひとつぼ展』
2006年4月3日(月)〜4月20日(木)開催
公開二次審査会 2006年4月7日(木)以下の審査員により選出されました。

石内都(写真家)
後藤繁雄(編集者/クリエイティブ・ディレクター)
小林紀晴(写真家)
平木収(写真評論家)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)
※五十音順、敬称略