『ひとつぼ展』は、ガーディアン・ガーデンでの個展開催を最終目標とした公募展です。作品をクリアブック1冊にまとめ、応募、一次審査を通過した10名の出品者が各自、一坪(1.82m×1.82m)のスペースの中で作品を構成、発表します。展覧会会期中にはこの出品作品をもとに、出品者と審査員が直接対話をし、グランプリを決定する公開二次審査会を開催します。グランプリ獲得者には一年間の制作期間の後、個展開催の権利が与えられます。
今回も学生から社会人まで、全国各地からの応募がありました。その中から今回は、10名が選ばれました。壁ばかりを撮り、見えない壁の内側を表現しようとしている作者の気持ちが伝わってくるようなもの、写真の持つ記録性を楽しもうと、同じアングルで、駅のホームをパノラマカメラで撮影しているもの、祖父が撮った写真を複写し、その祖父にゆかりの人物や品物を対比させ、時の流れを楽しんでいる写真など、バラエティー豊かに、新たな手法で表現されている写真が登場します。しっかりと考え、そして真剣に被写体と向き合って撮っている写真ばかりです。
この10名が、一坪(1.82m×1.82m)というスペースの中でどのように作品を構成し発表するのか非常に楽しみです。そして、今回はゲスト審査員として写真家の瀬戸正人氏、宮本隆司氏をお迎えします。会期中の4月4日(水)、グランプリ決定の公開二次審査会が行われます。
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審査員
青葉益輝(アートディレクター)
浅葉克己(アートディレクター)
飯沢耕太郎(写真評論家)
瀬戸正人(ゲスト審査員/写真家)
平木収(写真評論家)
宮本隆司(ゲスト審査員/写真家)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)
※五十音順、敬称略