とんぼせんせいの描くシンプルな三本線は、ジャンルやメディアを横断するだけでなく、他のクリエイターの作品にも出現するなど、イラストレーションの新たな展開を提示しています。本イベントでは、美術、ファッション、建築など多岐にわたる分野でアートディレクターとして活躍される菊地敦己さんと現代美術を中心として多数の展覧会を企画されてきた森美術館アソシエイト・キュレーターの德山拓一さんをお迎えし、とんぼせんせいとの対談を行います。デザインとアートという異なる分野の視点から作品がどう捉えられるのかについてお話しいただきます。
参加無料・要予約
*満席になりましたので予約は締め切らせていただきました。
菊地敦己(アートディレクター)
1974年東京生まれ。武蔵野美術大学彫刻科中退。2000年ブルーマーク設立、2011年より個人事務所。ブランド計画、ロゴデザイン、サイン計画、エディトリアルデザインなどを手掛ける。とくに美術、ファッション、建築に関わる仕事が多い。また、「BOOK PEAK」を主宰し、アートブックの企画・出版を行う。
德山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
静岡県生まれ。2012年より京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで学芸員として勤め、2016年4月より森美術館に勤務。森美術館では「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」(2018年)、「SUNSHOWER: 東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(2017年)を担当。「アジア回廊 現代美術展」(2017)キュレーター。平成27年度京都市芸術文化特別奨励者。東京都在住。
とんぼせんせい(イラストレーター)
「三本の線を引くだけでどこにでも現れる」をコンセプトに活動するイラストレーター。最果タヒ著『きみの言い訳は最高の芸術』や、スモール出版「DIALOGUE BOOKS」シリーズへのイラスト提供、ポニーキャニオンのキャラクターディレクションなどを行う。その他、個展・グループ展・イベント参加など多数。第9回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト。