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「現代土偶をつくろう」

2021.2.20 土

講師:上西祐理

特定の人物を想定して、土偶にしてみるワークショップを行いました。人物からどんな特徴を抽出して、形に落とし込むのか。観察からアイコン化していくことを、手を動かしながらだんだんと形にしていき、それぞれの土偶を完成させました。上西さんが、以前広告の仕事で、自らたくさんつくったという土偶。今回のワークショップでは、上西さんが手がけたひとつの仕事を例として、広告制作のエピソードを聞きながら、上西さんがデザイナー、アートディレクターとして、どのように仕事に取り組んでいるか体感することができました。

[ワークショップ作品]

  • コウ ウンシェンさん

  • 川崎さん

  • 隈井美歩さん

  • 田口祥太郎さん

  • 石井絵美子さん

  • 深田詩織さん

  • 高橋漠さん

  • 溝部千花さん

  • 岡田さん

  • よしださん

  • コテキさん

[参加者アンケートより(一部抜粋)]

・形をデザインすること時に、モチーフがわかるようのデフォルメするのか、わからないようにデフォルメするのかで考えた場合、多少わからない方が想像力が働いて人が興味を持つような気がした。どこまで表現を説明するかの塩梅がデザインの要素の一つだとして、「わからなさ」をデザインするという考え方もあるなと思いました。そういうことを粘土を捏ねながら考えていました。

・現代土偶を作ることは、頭にも手にも良い運動になりました。何となく何千年も前の人達の美意識に想いを馳せつつ、自分の思い描いたように造形できない粘土の難しさと格闘しつつ、制作していました。どこを抽象化してどこを具体的に表現するかの取捨選択に、ワークショップに参加されていた方々それぞれの個性が出ていたと思います。他の方の作品を見ると、結構みんな装飾やデフォルメが自由な感じだったので、私ももっと頭を柔らか〜くして、ぶっ飛んだ創造性を持ちたいな、と反省したりしました。ザインを学ぶっていうのは、本を読んだり話を聞いたり展示を見たりとかそういうのだけではなくて、土偶を作ることも含め、学ぼうと思えば色んなところから学ぶことができるというのを改めて体験できました。

・頭の中にあるものを形にすることは決して容易ではないけれど、粘土は考えながら手を動かしていけば、自ずと形ができていく、最高の素材だなぁと。頭がどんどん柔らかくなっていく感覚があり、手を動かすのってやっぱり楽しいなぁ!と改めて感じました。正解も失敗もない粘土、ちょっと行き詰まった時には頼ってみようと思います。とっても楽しい時間をありがとうございました!

・実際にやってみると、最初のイメージが漠然としていたせいか、イメージとできるものの差が、なかなか埋められず苦戦しました。粘土は自由に形を変えられるのですが、写真やスケッチから抽出したイメージを立体で起こす時のポイントがもう少し掴めるとよかったです。自分のイメージから形を作っていく方法として、今後取り入れていこうと思いました。同じ時間、材料で制作した他の方の作品をみられたことが、ライブ感があってとても楽しかったです!

3/6開催の「現代土偶をつくろう」ワークショップの内容はこちら
http://rcc.recruit.co.jp/g8/?p=41166

【講師】上西祐理

【講師プロフィール】

上西祐理(Yuri Uenishi)
グラフィックデザイナー、アートディレクター。1987年生まれ。東京都出身。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒 。 今までの仕事に、世界卓球2015 ポスター、LAFORET 2020 / LAFORET HARAJUKU、#SHEMOVESMOUNTAINS / THE NORTH FACE等。東京ADC賞、JAGDA新人賞、CANNES LIONS金賞、NYADC金賞受賞。趣味は旅と雪山登山。旅は現在42カ国訪問。

  • Laforet grand bazar 2018 summer / Laforet Harajuku

  • Laforet grand bazar 2019 summer / Laforet Harajuku

※ワークショップは終了しました。

【当日の集合】
実施時間10分前から、会場(Google Meet)にお越しいただくことが可能です。事前にGoogle Meetへの接続やチェックなどご準備をお願いします。

【ワークショップ中のビデオ・マイクの接続について】
ワークショップ中は、講師と参加者の双方でコミュニケーションをとりながら行いますので、ビデオとマイクはオンにした状態でご参加ください。

【申込のキャンセル】
申し込みをキャンセルされる場合は、申込者ご自身でキャンセル手続きを行うことができませんので、お早めにご連絡ください。
なお、ワークショップで使用する参加キット送付後のキャンセルは、お手数ですが参加キットのご返送をお願いします。

【ワークショップの記録写真、映像等について】
当日の記録写真、動画、作品、制作者名(アーティスト名やニックネームでも可)、作品に関わるタイトルやコメント、アンケートなどは、クリエイションギャラリーG8及び開催協力団体の業務(WEBサイトやSNS、パンフレット等への掲載を含む)に使用させていただく場合があります。

【その他】
新聞やテレビ、雑誌、インターネットサイトなどの取材が入り、ワークショップ開催の様子が報道されることがあります。

講師:上西祐理

特定の人物を想定して、土偶にしてみよう。人物からどんな特徴を抽出して、形に落とし込むのか。観察から、アイコン化していくことを、実際に手を動かしながらやってみるワークショップです。

【日時】
2021年3月6日(土) 10:00 – 13:00
※終了時刻は、若干前後する場合がございます。

【会場】
オンライン(Google Meetを使用します。パソコンまたはタブレット端末でご参加ください)

【対象】
高校生以上

【定員】
各回12名

【参加費】
1,000円(実費)
※ワークショップにご参加いただく方には、事前に参加キットをお送りします。

【参加申込】
要事前申し込み(先着順。G8 CLUB全開催で、おひとりの参加上限は2回までとさせていただきます)

【参加申込受付期間】
2月6日(土)11時より2月28日(日)まで
※参加キットをお届けする都合上、受付期間内にお申し込みお願いします(申込受付完了後に、改めてキットの送付先をおうかがいいたします)。
※定員になりましたため、予約受付終了させていただきました