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「気配の設計」

2021.2.27 土

講師:三澤遥

モノをひとつ選び、紙で小さな構造物をつくって組み合わせ、そのモノに誰か住んでいそうな「気配を設計する」ワークショップ。「もし自分が1/100のサイズになったら?」「まわりのモノは何に見えてくる?」の問いからはじまり、身近なモノを選び、階段やはしごを作り、「モノの裏・内・反対側へ行く方法は?」「その先はどんなところ?」を探しながら、設計した気配を撮影しました。何気ないようなものにこそしっかりと目を向け、よく見て、よく手を動かして、よく考えてみるという三澤さんの、思考や眼差しをともに体験するような時間になりました。

[ワークショップ作品]

  • スウシウさん

  • 宇城潔さん

  • 森島洸さん

  • 森本柊太さん

  • 深田詩織さん

  • 川畑紗希さん

  • 大隅葉月さん

  • 猪口朱音さん

  • 陳立石さん

  • 飯田美帆さん

  • 浜野那緒さん

  • 有本怜生さん

  • 原田祐馬さん(特別参加)

[参加者アンケートより(一部抜粋)]

・気配を感じるように写真を撮ったり、工夫したりするのは想像以上に難しかったですが、普段みている日常をまた違う見方で見ることができとても楽しかったです。また、三澤さんの言葉や考えを直接きける貴重な体験ができ、すごく嬉しかったです。

・課題では、自分ひとりや大学ではあまり考えないことに向き合うことができたり、普段は関わることがない人たちの視点や思考に触れられたりし、とても勉強になりました。他の人と比べることによって自分はどのような考え方をしているのだろうということも見えてきて面白かったです。まだまだ材料が手元にあるので、今回のワークショップで出していただいた課題をきっかけに、今後も気配の設計をし続けていきたいと思いました。

・それぞれが違う場所で参加しそこからの生まれた、生活を感じるストーリーを持った制作物に面白さを感じました。ワークショップを通して、三澤さんが注意を持っている対象や様子の一旦に触れることができたような気がします。私はデザインを学んでおり、三澤さんは尊敬するデザイナーさんでもあったので、最後の質疑にあった常にアイデアが湧くわけではなく絶望するときもあるとおっしゃられていたことに勇気付けられました。

・全体を通して時間的な部分で苦労していましたが、ワークショップが終わってからの方が、ここに置いたらおもしろかったなぁ〜とか見つけることができ、自分の視点が変わったことがとても嬉しいです。ワークショップとは関係ない余談ですが参加する前日に頭の隅にずっと「明日は気配の設計だ…どんなことするんだろうなぁ…」と思っていました。お昼に傘を片手に、そっと空中に手をかざして雨を手のひらに感じようとしていたり、水溜りを見て雨で水面が揺れていないかを確かめていた時に、「これは雨の気配を感じようとしているのではないか…」とふと気づけたのは、とてもいい瞬間でした。

【講師】三澤遥

【講師プロフィール】

三澤遥(Haruka Misawa)
デザイナー。武蔵野美術大学卒業後、デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年より三澤デザイン研究室として活動開始。主な仕事に、水中環境をあらたな風景に再構築した「waterscape」、上野動物園の知られざる魅力をビジュアル化した「UENO PLANET」、ロゴの自在な展開性を追究したKITTEやTOKYO BIG SIGHTのVIがある。

興福寺中金堂落慶法要散華「まわり花」 写真:濱田英之

waterscape 写真:林雅之

※ワークショップは終了しました。

【当日の集合】
実施時間10分前から、会場(Google Meet)にお越しいただくことが可能です。事前にGoogle Meetへの接続やチェックなどご準備をお願いします。

【ワークショップ中のビデオ・マイクの接続について】
ワークショップ中は、講師と参加者の双方でコミュニケーションをとりながら行いますので、ビデオとマイクはオンにした状態でご参加ください。

【申込のキャンセル】
申し込みをキャンセルされる場合は、申込者ご自身でキャンセル手続きを行うことができませんので、お早めにご連絡ください。
なお、ワークショップで使用する参加キット送付後のキャンセルは、お手数ですが参加キットのご返送をお願いします。

【ワークショップの記録写真、映像等について】
当日の記録写真、動画、作品、制作者名(アーティスト名やニックネームでも可)、作品に関わるタイトルやコメント、アンケートなどは、クリエイションギャラリーG8及び開催協力団体の業務(WEBサイトやSNS、パンフレット等への掲載を含む)に使用させていただく場合があります。

【その他】
新聞やテレビ、雑誌、インターネットサイトなどの取材が入り、ワークショップ開催の様子が報道されることがあります。

 

講師:三澤遥

モノをひとつ選び、紙で小さな構造物をつくって組み合わせ、そのモノに誰か住んでいそうな「気配を設計する」ワークショップです。私は、なんてことないものにこそしっかりと目を向けてみるようにしています。よく見て、よく手を動かして、よく考えてみます。身のまわりの「もしかしたら」や「ひょっとすると」を収集しておくと、いつもの日常を新鮮に楽しむことができる豊かさが手に入るかもしれません。

【日時】
2021年2月27日(土) 14:30 – 17:30
※終了時刻は、若干前後する場合がございます。

【会場】
オンライン(Google Meetを使用します。パソコンまたはタブレット端末でご参加ください)

【対象】
高校生以上

【定員】
各回12名

【参加費】
1,000円予定(実費)
※ワークショップにご参加いただく方には、事前に参加キットをお送りします。

【参加申込】
要事前申し込み(先着順。G8 CLUB全5回のうち、おひとりの参加上限は2回までとさせていただきます)

【参加申込受付期間】
1月16日(土)11時より2月21日(日)まで
※参加キットをお届けする都合上、受付期間内にお申し込みお願いします(申込受付完了後に、改めてキットの送付先をおうかがいいたします)。
※定員になりましたため、予約受付終了させていただきました