光岡 幸一『うつりゆく、そこに』
世の中には気になるものがたくさんあります。公園の炊き出しに並ぶ大勢のホームレスに、電車の中で突然始まったサラリーマンのけんかや、日暮里のスナックで聞いた知らないおじさんが歌う北島三郎の歌。会場に展示した植物のアロエも、そのひとつ。今回は、“スター”というあだなで呼ばれている友達をモデルにして、ポートレート作品をつくりました。メニエール病を患う彼女の話から思いを再現してつくりあげた写真や、彼女に撮ってもらった写真を展示することで、“スター”という人物をここに表現したいです。
Q.百々:あなたが“スター”を撮り続けることで、ふたりの関係性は変わっていった?
A.光岡:僕は他人に認められたい承認欲求が強いですが、彼女を撮り続けることで自分以外の他人を認めることができました。彼女とは恋人同士ではないが、いい関係になりつつあります。
Q.菊地:“スター”がアロエを抱えている写真があるが、これはなにを表現しているの?
A.光岡:道端に捨てられていた“アロエ”は、東京という都市の中に渦巻く悪の象徴として捉えました。それを抱えながらもうすぐ東京を離れる予定の彼女が、その都市を背景に写真を撮ることによって東京にお別れをしている場面を表現しました。
Q.飯沢:グランプリ受賞者個展のプランは?
A.光岡:専攻は油画科なので、今回よりもっと絵を多く取り入れた作品を展示したいです。
浦部 裕紀『あらざるをえざるものら』
タイトルにあるように、世の中には理由もなくあるものや、自分にとっては異質なものがたくさん存在しています。それは僕には理解しづらく、遠ざけてしまいそうになる時もあります。しかし、僕の意思とは関係なく、それらは存在し続けます。だからこそ、異質なものに敏感であり続け、作品として残していきたいです。まだ作品が自分の思っていることに追いついていませんが、そこを乗り越えて個展も同じテーマで展示をしたいと思っています。
Q.菅沼:あなたにとって異質なものが、写真を選ぶときの基準なの?
A.浦部:基本的には、そうです。心をざわつかせるようなものを選びました。
Q.菊地:異質なものとは、例えばどんなもの?
A.浦部:日常的にあるもの。大きく分類すれば、友人も異質なものとして捉えています。
Q.飯沢:今回の他のファイナリストの作品は、インスタレーション的なものが多いが、あなたの作品はオーソドックスな印象を受ける。それについて、どう思う?
A.浦部:オーソドックスかもしれませんが、一枚ずつじっくりと見てほしいので、今回のような展示にしました。
Russell Scott Peagler『Roots』
私は、人間とはなにか、ということにとても興味があります。人間は、記憶からつくられるものと思っていたのですが、そうではないと最近わかりました。記憶は、経験を重ねていくことで変化していきます。人間は、経験の塊です。そんな人間の“Roots”を探りたい。今回は、35年間の自分の経験や興味のあることを日本、中国、インドで撮影した写真、ペイント、詩などで表現し、Russell Scott Peaglerというひとりの人間をここに再現しました。個展では、故郷であるアメリカを撮りたいです。
Q.菅沼:展示作品は、なぜアメリカを撮った作品がなくてアジアばかりなの?
A. Peagler:日本に来た時、アメリカに帰りたいとは思っていなかったし、写真を撮り始めたのは日本に来てからです。日本を始めとしたディープな場所に惹かれています。
Q.鷹野:なぜ、日本に来て写真を撮り続けているの?
A. Peagler:故郷であるアメリカの南部にあるサウスカロライナ州の街は、生き方に自由がありません。子どもの頃から将来が決まっているような場所で、そんな生き方をしたくなかったからです。
Q.高橋:アメリカはさまざまなディープな問題を抱えている国だと思うが、あなたにとってディープなものとはなに?
A. Peagler:ごちゃごちゃしていたり、汚かったりするビジュアル的なディープさです。
染井 冴香『World Vacuum』
今、私が生きていることは、ただ存在しているだけのように思えます。今、私がいるところ、私が見ているものに名前があるとしたらなにか。ここは、世界のどこでどこの世界なのか。この永遠に終わらない問いに、写真が答えてくれるはずだと思っています。私は、この世界にはなにもないと思います。そのなにもない世界を写真に撮り、作品に仕上げました。
Q.菅沼:グランプリ受賞者個展のプランは?
A.染井:このギャラリーを使って、自分が存在している場所を再現したいです。
Q.百々:ポートフォリオの写真をどのように展示するのか期待していたが、展示はうまくいったと思う?
A.染井:ポートフォリオではわかりにくかった写真も、イメージごとに分けて展示することで、わかりやすくなったと思います。
Q.菊地:写真をかけている、二枚の青いオブジェのようなものはなに? 四角でもないし、形がはっきりしないが?
A.染井:私は、はっきりとした形にすることが好きではないんです。あえて、形になっていないものを写真の下に展示してみました。
浦芝 眞史『ゆく、ふれるやいなや』
自分に素直になって、美しいと思えるものを撮りました。美しいものには触れてみたくなりますが、触れることで初めてわかることと、触れられないからこそわかることがあると思います。今作品では日本人、台湾人、ゲイの人、そうではない人、さまざまな男性を撮影しましたが、彼らにどんな悩みがあるのかなど、内面的なものはなにも写らないのだとわかりました。個展では男性だけではなく、女性の写真も展示したいです。
Q.飯沢:グランプリ受賞者個展では女性の写真も展示すると言っていたが、テーマが曖昧になり、観る人が混乱してしまうのでは?
A.浦芝:もしかしたら、混乱してしまうかもしれません。でも、その混乱を生かす展示方法もあるのではないかと思っています。
Q.鷹野:内面的なものは写真に写らないということ以外に、わかったことは?
A.浦芝:まず疑ってみることが大事だとわかりました。ゲイは誰でも悩んでいると思っていたのですが、写真を撮らせてもらうと、みんな悩みなんてない。見た目ではわからないことがあるんだなと。
Q.高橋:写真には内面的なものは写らないということは、今回の作品を作って初めてわかったこと?
A.浦芝:はい。以前は、この人がゲイなのかそうでないのか、その人の内面が写真を撮ればわかると思っていました。でもそうではないということに、今回初めて気づかされました。
佐藤 美佳『遠のくあの日に近づくために』
展示作品は、去年の福島県知事選挙の様子と、同じ時期に行われたお祭りの様子を写したものです。一番下の段の6枚の写真は知事選の候補者で、獲得票数順に並べています。東日本大震災の時に故郷である福島で起こったことをなかったことにしたくないから、これからも撮り続けていきます。個展では、福島県飯舘村の村長さんのポートレート写真と、近所の人たちが協力して運営する喫茶店の写真を合わせて展示したいです。
Q.高橋:ステージで踊っている人を写した同じ写真が3枚あるが、これはどういう意図で展示したの?
A.佐藤:これは、福島のアイドルグループがステージで踊っている写真です。ところどころに展示することで、作品全体にリズムをつけてみました。
Q.鷹野:写真と写真の間に隙間がなく、近づきすぎている。逆にまわりは空白部分が多いが、これはなぜ?
A.佐藤:観る人がなぜだろうと思うような、なにか意味ありげな展示にしたかったからです。
Q.飯沢:個展では、飯舘村の村長さんと喫茶店の写真を展示すると言っていたが、そのふたつに限定しなくてもいいのでは?
A.佐藤:同じ福島県だからといって、違う場所で撮った写真を入れるとごちゃごちゃしてしまうので、飯舘村だけに限定した作品で、個展をしたいです。
ファイナリスト6人それぞれのプレゼンテーションと質疑応答の時間が終わると、いよいよ審査員によるグランプリ決定のための審議へ。
菅沼の進行で、まずは今回の「1_WALL」の感想を審査員一人ひとりに話していただきます。
第13回写真「1_WALL」について
飯沢 「色々な審査員を今まで何度もしてきたので、グランプリをすぐに決められる自信があったが、今回はその自信がない。写真のあり方を、もう一度考えてみようという気分にさせられた。」
菊地「納得できる作品がない。今回に限らず、一枚の写真だけではグランプリを選ぶ判断基準にならなくなってきている。今は、写真という世界の大きな移行期であるように感じた。」
鷹野「全体的におもしろいと思ったし、楽しませてもらった。立体的な作品が多いのが、今回の特徴のひとつだ。」
高橋「プレゼンテーションを聞くと、みんなおもしろかったが、誰ひとりとして私の求める基準には達していない。全員、ある部分は優れていても、どこかが劣っていると感じた。」
百々「世の中にさまざまな作品がある中で、さらに新しいことをしていかなければグランプリをとれないこのコンペティション。もっとクオリティーを上げていくべきだ。」
続いて、ファイナリスト一人ひとりの作品について、語ってもらいました。
光岡 幸一『うつりゆく、そこに』について
飯沢「“スター”が撮った写真を展示したことが、おもしろかった。客観性を意識して作品をつくっていけば、さらにおもしろくなると思う。可能性はある。」
菊地「テーマを“スター”ではなく、“アロエ”にするべきだったのではないか。まだ作品として成り立っていない。」
鷹野「二次審査で会った時、おもしろいことをやってくれそうだと思ったが、あまり変化を感じられなかった。ちょっとおもしろうそうだなというだけで、いろいろな題材に飛びついている印象。」
高橋「考え方はいい。この先どうなるのか、一生わからないアーティストかもしれない。」
百々「ポートフォリオよりも、展示作品の方が好き。可能性を感じた。」
浦部 裕紀『あらざるをえざるものら』について
飯沢「プレゼンテーションでは、考えていることがうまく伝えられなくてすべる印象を受けた。話す時のちょっと悪意のある雰囲気を、作品に出してもいいのかもしれない。」
菊地「テーマが明快で、作品自体はいいと思っている。もう少し、プレゼンテーションでは力を抜いて話してもいいかもしれない。」
鷹野「言っていることと、やっていることがズレていて、そこがちょっと気になる。」
高橋 「自分のテーマがなにか、きちんとわかっていない。そこが非常にもったいない部分だ。」
百々「壁に飾る時に、絵になるモチーフだけを切り取った写真のようだ。それは展示した時にかっこよく見えるかもしれないが、そうではない写真も展示するべき。自分の殻を破ってほしい。」
Russell Scott Peagler『Roots』について
飯沢「彼の魂が故郷のアメリカ以外の日本や中国にも存在していることはわかるが、やはりアメリカを撮るべき。写真とイラストを合わせて展示する60年代、70年代のようなスタイルは好き。」
菊地 「悪く言ってしまうと、観光客という視点で撮った写真に過ぎないのではないか。」
鷹野「個展に向けて、今まで向き合おうとしなかったアメリカを撮影すると言ったことに審査員みんなが反応したので、全員そう思っていると思うが、彼の中の“Roots”はやはりアメリカにあるはず。」
高橋「彼が今、日本に住んでいたとしても、アメリカに生まれた事実は変えることはできない。その事実を受け止め、故郷を撮ってきてほしい。」
百々「それぞれの写真に意味があるのだろうが、ほんとうにディープな場所を撮り続けることがいいことなのだろうか? アメリカの写真に期待したい。」
染井 冴香『World Vacuum』について
飯沢「この世界にはなにもない、と言われた時は衝撃を受けた。しかし、心にもなにもないように感じて、それでいいのかどうかと切実に感じる。」
菊地「ポートフォリオの段階では、いいと思っていたのだが、展示は学芸会みたいな雰囲気を感じるもので残念だ。しかし、どの写真にもリアリティーがある。」
鷹野「二十歳くらいの日本の女の子がどういうものが好きで、どういうことを考えているのかがわかる作品。壁の前に置かれたクリスマスツリーなどはない方が見やすいかも。」
高橋 「世界にはなにもない中で、そこにあるものを写真として写しているという考えがかっこいい。だが、時代は繰り返していて、昔からそういうアーティストはいた。」
百々「不可解さがあって、そこがまた彼女の魅力。でも、今はまだ雑な印象。可能性はあると思うが、プレゼンテーションも含めて全体的にクオリティーを上げてほしい。」
浦芝 眞史『ゆく、ふれるやいなや』について
飯沢 「自分の枠からまだ抜け出せていなくて、納まってしまっている印象。逸脱する部分が欲しい。プレゼンテーションは良かった。」
菊地「ある意味、まっとうな写真作品。でも、展示方法が説明的すぎるような印象を受けた。」
鷹野「今後どうなるか見てみたい。女性にも対象を広げたいということだったが、失敗する可能性も含めて、興味がある。」
高橋「なにかが足りない。それが女性の写真なのかどうかは、今はまだわからない。」
百々「写真を撮ることによって、気づいたことがあるというのは良いことだ。」
佐藤 美佳『遠のくあの日に近づくために』について
飯沢「これまでにない角度で福島を見ているところが評価できるし、いろんなことを考えさせる作品で、おもしろく観ることができた。ただ、まだ中途半端だ。」
菊地「展示するよりも、写真集などで観る方がふさわしい作品だ。この作品を撮り続けていくことに、とても意味がある。」
鷹野「展示の方法が強烈すぎて、そこに目が行き、もったいない印象を受けた。写真自体は、魅力的なものばかりだった。」
高橋 「本人も、展示はうまくいかなかったと思っているのだろう。前々から考えていたのではなく、気まぐれに思いついた感じだ。ポートフォリオはすごくいい。」
百々「このテーマをどうやって継続させていくかに興味がある。他にどういう視点を持って撮影できるかを考えていくと、さらにいいアイデアが浮かぶのではないだろうか。」
厳しい意見が飛び交い、集まった見学者も固唾を呑んで審査会の行方を見守ります。
そして、いよいよグランプリを決める投票へ……。審査員がそれぞれ良いと思った二人を選び、順に発表していくことになりました。
投票結果
飯沢:佐藤・Peagler
菊地:浦部・染井
鷹野:浦芝・佐藤
高橋:光岡・Peagler
百々:浦芝・光岡
集計すると、浦芝 2票/佐藤 2票/光岡 2票/Peagler 2票/浦部 1票/染井 1票という結果に。全員に票が入り、グランプリ決定に向けてファイナリストたちに緊張が走ります。そこで、審査員たちに、良いと思った二人を選んだ理由について、語ってもらいました。
飯沢さん「佐藤さんは、いろんなアイデアを持っているので、可能性を感じる。Peaglerさんは、日本で写真家になったという部分がおもしろい。そこに期待している。」
鷹野さん「佐藤さんは、とても魅力的な写真を撮っているから、今回の反省を踏まえてさらにいいものをつくりあげそう。浦芝さんは、写真を通して気づきがあったという点が評価できる。それは、アーティストにとって大事なことだ。」
高橋さん「光岡さんは、作品をつくりあげる体力がある人だ。Peaglerさんは、アメリカの写真が見たい。本当の“Roots”を探るべきだ。」
百々さん「光岡さんは、作品に対してのまなざしに好感が持てる。浦芝さんは、個展での展開を期待している。」
はたして、誰がグランプリを獲得するのでしょう。ますます白熱していく審査に、見学者も手に汗をにぎりながら、審査員の言葉に耳を傾けている様子。
そして、ついに二回目の投票へ……。
浦部さんと染井さんに票を入れた菊地さんは、他の審査員の意見を参考に浦芝さん、佐藤さん、光岡さん、Peaglerさんの中で良いと思った人を選び直し、その他の審査員は票を入れた二人のうち一人を選んで、再度発表することになりました。
二回目の投票結果
浦芝 3票/佐藤 1票/光岡 1票
鷹野さんと百々さんが浦芝さんに票を入れ、菊地さんも浦芝さんを選んだことで、浦芝さんに3票が集まりました。
「よろしいですか?」という菅沼の問いかけに、飯沢さんと高橋さんがゆっくりと頷きます。そこで、票数がいちばん多かった浦芝さんがグランプリに決定!
会場からの拍手が響き渡るなか、飯沢さんから浦芝さんへトロフィーが手渡され、しっかりと握手を交わします。グランプリを獲得した浦芝さんは、驚きとうれしさが半々といった表情で、少し沈黙があった後に「ありがとうございます。ここからまた気を引き締めてがんばります」と控えめながらもしっかりと、力強い言葉でグランプリ受賞者個展への意気込みを語ってくれました。
こうして、審査会が終わり、またひとり、未来の作家がこの「1_WALL」から誕生しました。
出品者と審査員のみなさん、そして最後まであたたかい目で見守ってくださった見学者のみなさん、長時間に渡る審査会、本当にお疲れさまでした。
今回グランプリを獲得した浦芝さんの個展は、約一年後にガーディアン・ガーデンで行われる予定です。今後、ますます目が離せない浦芝さん。みなさん、どうぞ一年後の個展にご期待ください。
審査会を終えたばかりのファイナリストのみなさんに、第13回写真「1_WALL」の感想や今後の目標などを尋ねました。
浦芝 眞史さん グランプリ決定!
グランプリをとれたことはうれしいですが、課題はいっぱい。作品を観てくれる人たちに自分の想いを届ける力が足りないということを、改めて実感しました。一年後の個展では、自分の持つすべての力を使って、後悔しないようやりきりたいです。観る人の期待をいい意味で裏切るような展示にして、何かを感じ取ってもらえたらうれしいですね。
浦部 裕紀さん
グランプリをとれなかったのは、すごく残念です。でも、しょうがないとも思っています。一年前の「1_WALL」でもファイナリストに選んでもらったのですが、その時の反省を生かしきれていなかったかも。次の「1_WALL」では、審査員の方たちからのアドバイスを取り入れて、がんばりたい。
佐藤 美佳さん
すごく緊張していたので、今はまず終わったことでほっとしています。展示の方法について厳しい意見を言ってもらったので、次に生かしてまた「1_WALL」に応募したいです。そして、これからも地元である福島を見守り続けていきたいと思っています。プロの方の意見を聞けて、おもしろかったです。しあわせな時間でした、ありがとうございます。
染井 冴香さん
写真の楽しさを知ったのは、去年のことです。それまで、趣味程度で写真を撮っていたのですが、今回の「1_WALL」で自分の力不足や経験不足を痛感しました。将来は、とにかく有名になりたい。そのためなら、なんでもできると思っています。いい作品をつくることができたら、またここへ戻ってきたいです。
光岡 幸一さん
豪華な審査員の方たちにいろんな意見を言ってもらえて、いい経験になりました。自分のやるべきことが見えてきた気がします。今、力を入れて取り組みたいと思っているのは、大学院の修了制作です。今回の「1_WALL」で自信を得ることができたので、やるべきことをやってがんばりたいです。
Russell Scott Peaglerさん
友人に薦められて前回初めて応募し、今回は二回目の応募です。すごく楽しかった。人が他人に対して悪いことをしなくなるような、そんな作品をつくっていきたくて、今もどんどん新作をつくり、展示もしています。写真の世界は思っていたよりも難しい世界ですが、これからも作品をつくり続けていきたいです。